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ゴルフで初めて100を切ったときの興奮は今でも覚えています。100の壁を突破するには、まずハーフで50を切ることが必要です。ハーフで50が切れても後半は100の壁を意識すればするほど50台後半を叩き、なかなか壁が突破できませんでした。ただ、一度壁を突破すると、それまでの度重なる挑戦と失敗の繰り返しは何だったんだと思うくらいに、簡単に90台が出続けるようになったことも覚えています。
ゴルフほどの艱難辛苦を経ていないのにH師匠から「もう100は切ってるよ」と言われても、どうもピンと来ません。私のセンスはゴルフよりもスキーに向いていると言うことか?見た目の「格好よさ」を主眼に置いた練習の成果がたまたま出た滑りをH師匠が目撃しただけではないのか?H師匠の目を騙していやしないか?H師匠を裏切らずこれからは安定的に90台をキープできるか?
A型の私としては、師匠の認定と自己評価の間のギャップが気になって仕方ありません。100を切った以上、これからも90台のスキーをキープするためにはどうすればいいか?これまでにT師匠、K師匠、S師範に教わったことを繰り返し練習して身体に沁み込ませることです。ドライビングレンジで沢山ボールを打つしかありません。A型人間の宿命です。どうしても完璧を目指すんですね。
有り難いことにドライビングレンジみたいなスキー場があるんです、ケロウナには!BigWhite, SilverStarをチャンピオンシップコースとすれば、練習用に手軽に気楽に利用できるクリスタルマウンテン(Crystal Mountain Ski Resort)という標高1400メートルのスキー場が街の中心部から20分ほどの距離にあります。2本のリフトはいずれも12分で頂上に着き、真っ直ぐ降りてくれば2~3分でベースに到着です。ここでも難度に応じて緑・青・黒と区分されていますが、100を切ったスキーヤーには「青」でもちょっと易しすぎかな?との印象を与える、自信を付けるには格好のコースです。
(http://www.britishcolumbia.com/Ski/resorts/?id=11)
2週間一緒に滑ってきた中級のUさんが帰国し、初級のKちゃんが他のお客様のケアで忙しい某日、このクリスタルで単独自主トレをやってきました。リフトで上がって滑り降りて一本15分、一時間で4本消化ですから、コーヒーブレイクを挟んで約4時間で15本ほどこなした計算になります。
ガラ空きのゲレンデに一人黙々と格好よい滑りを目指して孤軍奮闘する赤いスキーウエアの日本のオヤジと、今日初めてスノボーを履いた白服のカナダ人のオッサンが転倒を繰り返しながら、これまた黙々と練習を続けている姿がかなり目立ったクリスタルした。
クリスタルでの打ち込みの成果を携えて3日にH師匠とSilverStarに、5日にはT師匠とBigWhiteに「中級デビュー」の段取りです。ひょっとすると「使用後」のショットなんぞが期待できるかもしれません!今から心はクリスタル!なんちゃってね。
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