マタイの福音書27:13-14
『そのとき、ピラトはイエスに言った。「あんなにいろいろとあなたに不利な証言をしているのに、聞こえないのですか。」
それでも、イエスは、どんな訴えに対しても一言もお答えにならなかった。それには総督も非常に驚いた。』
イエス様を殺すために偽証を求めていた宗教指導者たちは、神聖冒涜罪を持ち出しピラトに死刑を求めていました。
総督であるピラトの所に連れて来られたイエスは、ピラトの質問である『あなたはユダヤの王ですか』に対して、『そのとおりです』と、はっきりと答えましたが、宗教指導者たちには無言でした。
これは事実に対しては事実だと言いましたが、偽証のことばに対しては沈黙しました。
自分を弁明する必要も言い争う価値すらないものでした。
私たちも真実に対しては沈黙する必要がなく、真実は認めますが、偽りに対しては弁解や弁論する必要がないです。
なぜなら最初から嘘を言う者たちは人の話を聞かず、相手を非難しながら嘘を通します。
特に福音に敵対する者に対しては争う必要がないです。
【関連聖句】
イザヤ書53:7
『彼は痛めつけられた。彼は苦しんだが、口を開かない。ほふり場に引かれて行く羊のように、毛を刈る者の前で黙っている雌羊のように、彼は口を開かない。』
【聖書通読】
-キリストに関する詩篇-
- 詩篇22編
- 詩篇40-41編
《 3分バイブルボイス 》