詩篇51:10
『神よ。私にきよい心を造り、ゆるがない霊を私のうちに新しくしてください。』
自分の欲しい物しか求めない祈りを聞く神様はどのような気持ちになるでしょうか?
与える力が十分ある神様であってもうんざりすると思います。
欲しいものばかり求めることは、相手の背中にストローをさして、良いものだけを吸い取る行為です。
自分のために相手を利用するのですから、相手はそれに疲れ、そのうち関係も悪くなっていきます。
自分の欲しいものを神様に祈ると共に、神様が喜ぶこともしないといけないです。
神様が私たちに求めるのは物ではなく、私たちがきよくなることです。
ダビデは一瞬の誘惑に負けて罪を犯しました。
罪を犯した後に、心に残ったのは深い罪悪感でした。
神の前に出ることが出来なくなりました。
そんなダビデを神様は見捨てず、罪を赦して下さいました。
感激と申し訳ない気持ちがあったダビデが、神様に真剣に求めたのが本文の願いでした。
『私にきよい心を造り、ゆるがない霊を私のうちに新しくしてください。』
罪から離れるためにはそのような心と霊が必要です。
汚れた心から生まれるものは、すべて汚れたものです。
ダビデの願いは主によって叶えられました。
それからのダビデの人生がそれを証明しました。
【関連聖句】
マタイの福音書5:8
『心のきよい者は幸いです。その人たちは神を見るから。』
【聖書通読】
-試練を受ける信仰-
- ヤコブ1:1-21
《 3分バイブルボイス 》