七草セリと猫の部屋

猫と料理に夢中な漫画家のグダグダ日記

愛と光と忍耐

2013-03-09 21:43:47 | 日記
1日100回、どうやってクリアしよ~かな~…と思案していて、思いついた。

昨日お風呂掃除をしている最中に、試しにカウントしてみたら
お風呂掃除が終わる頃には100回超えできることを確認!

いいじゃん、コレ(≧∇≦)
お風呂掃除で愛と光と忍耐、100回終了~。
お掃除も終了~。

どうせ掃除中なんてさ、頭ぼやっとしているんだからさ、いいよ。
修行っぽくていいよ。

そんで毎日やることだから、毎日同じタイミングで
デイリーに愛と光と忍耐を100回クリアできるんだよ。

これはナイスですね~。

昨日今日と、ちゃんと100回言ってます。
とりあえず10日頑張ろう~、なんて書いたけど
後で一人さんの本をよく読んだら
「10日でやめちゃダメだよ。一人さんは、毎日言っているよ。」
と、ちゃんと書いてありました。

はい、せっかく始めたんだから続けます(`∇´ゞ

写真は、日々ストーブの前でまったりのミィさんです。

NHKスペシャル

2013-03-09 09:01:47 | 日記
昨日のNHKスペシャルは大川小学校の特集で,観ているこちらも胸が締め付けられるようで。
どうしてこんなことになってしまったのか・・・。
テレビでは原因について言及していませんでしたが(現在調査中なので)

当時も本当に衝撃的で,どうして?・・と思って新聞記事などを読んでわかったことは
結果として津波に向かって避難してしまい,ほとんどの子供たち先生方が呑み込まれて
しまった,ということ。

大川小の悲劇と並んでよく言われるのが釜石の奇跡,です。

日頃から訓練と専門家を呼んでの教育が徹底されていた釜石東中学校の生徒たち。
地震が起きた時,先生の指示など待たずに個々の生徒たちが一斉に高台に走ったそうです。
近くの小学校では,このまま学校に留まるか,避難するか,先生方が決めあぐねていると
外を走って高台を目指す中学生たちの姿が目に入り,一緒に逃げようということに。
その様子を見た近所の住民も一緒に走り出します。

その時の様子が写真に残っていました。
子どもたちの手をひいて,一心に坂を駆け上る中学生。
横を不安げに後ろを振り向きながら走っているお年寄り。
泣いている小学生を励ましながら手をひいて走った中学生もいたそうです。

そして所定の高台の避難先に落ち着いた子供たち。
しかし,高台の手すりで海をみていた人が(先生だったか住民だったか忘れましたが)
黒い壁のような海が,自分の目の高さで迫ってくるのを発見。
ああ・・・もうダメだ。自分はここで終わる・・・と,その方は覚悟して身体が固まってしまった
そうです。

でも振り向くと,もう中学生たちは子供たちの手をひいて,もっと上に向かって走り出していました。
その時の写真もありました。
背後に迫る黒い壁,走っている子供たち,その表情はきりりとしまり今自分たちが何をしなければ
ならないのかしっかりとわかっている!という顔。
弱音を吐いている顔のコは一人もいませんでした。

これがちゃんと教育を受けて実戦できる,ということなんだな。
知っているということは,こんなにも大切なんだな,と思いました。

それに対比されて大川小の悲劇,といわれるのです。
誰も知らなかった。
どう避難すればいいかも。
ここまで津波はこない,という油断もあったようです。
(釜石東中は来ても来なくても逃げる!だったそうです)

大川小学校では地震が来たとき,まず校庭に子供たちを集合させ
各学年クラスの点呼をしていたそうです。
そしてこの後どうするか,いうのがまず決まっていなかった(普段から考えていなかった)
後ろの山側に逃げよう,と主張した先生もいたらしいのですが,いや低学年の子供たちには
かえって危険ではないか,と主張する先生もいてこの案は採用されなかった。

外は寒く,怖さもあって子供たちは震えていたそうです。
中には「オレたち,このまま死ぬんじゃね?」と叫ぶ子供もいたとか。
この状況を30分続け,なかなか決まらず,通りかかった住民も「何をやっている!
早く上に逃げろ!」と声をかけたりしていたらしいのですが。
結局橋に向かって避難先に進行することに。
津波がきたら,川は危険ですよね。
今はわかるけど,日頃からそういう意識がないとわからないんですよね。

歩き出して橋の近くに差しかかった時,一番先頭を歩いていた6年生たちが津波に気が付きました。
慌てて逃げます。
一番後ろを歩いていたのは1年生の子供たち。
あたふた逃げてくる6年生をきょとん,と見ていたと後で6年生のコが証言していました。
何が起こったかわからないうちに皆巻き込まれたのです。

一人助かった教員は,最後に校舎に残っている子供はいないか,と点検してから出発したので
津波に気が付くことができて助かった,とのことでした。

これは当時に新聞を読んで知ったことで,今調査していることとは
違う事実も含まれているかもしれません。
でも,直後の声を取り上げた記事だったので,皆本当の話ではないかな,と思っています。
どう逃げるのが最善の道なのか,誰も知らなかったのです。

知らないって本当に危険です。
日頃ちゃんと準備していないのも危ない。
これは私たちにも言えることですよね。
自分には起こらない,ではなくて,備えとして準備しておく必要があるんですね。
(これは取り越し苦労とは違いますよ)

海の近くの住んでいる人は特に,いざという時の準備は絶対にしておいてくださいね。
どこに逃げるか,家族とどのように連携するか,持っていくものは何か。
びくびくしておびえて生きるということではないんです。
釜石の中学生たちのように,意志を持って行動する,ということが大切なんだと思います。

NHKスペシャルを観てフツフツと思った夜でした。


   

2011年3月のミィさんとタビくん。
震災後,だいぶ落ち着いた頃のふたりです。