アートは人を耕す
ミュージアムは、人間世界の文化•歴史の森羅万象を記録した「脳」のような場所…。
思っていた以上に面白く読みました。
世界の美術館や、日本の地方の美術館まで訪ねているような気持ちになりました。
どうしてこの人はこんなコレクションをしたんだろう?どうしてこんなふうに並べたんだろう?どうして今の時期にこういう絵をやろうと思ったんだろう?どうしてこの作家はこのモチーフを使ってこういう絵を描こうと思ったのだろう?というように謎を持ちながら観ていくと、それだけでも楽しみが2倍、3倍になりますし、たくさんの情報が脳に入って刺激的です。
アートは明日生きるために必要ではないかも知れないけれど、100年後も200年後にも生きのびるためには必要なものなのです。