今年はブラジル・アルゼンチン移民百周年記念の年。
我が町金武町は、百年前沖縄の窮地を救った偉大な父「当山久三」を代表とする移民発祥の地だ。
夢を抱いて次々と新天地をめざして飛び立っていった人々の行った先は未開発のジャングル。そこを開拓することから始まった移民者たち。血と汗の滲むような苦労は、時にマラリアと戦いながら・・・想像を絶する苦労の数々。第一歩を踏んだサントス港。
ペルー、ボリビア、アルゼンチン、ブラジル等の南米移民の1世の多くは幾多の困難に遭遇し苦労してきた。
1世移民たちの証言記録。金武町史編纂の「移民誌」は一度は読んでみて下さい。一人一人ががたどってきた壮絶な生き様は頭が下がる。
第1回ハワイ移民からの送金を初めとして、沖縄の窮地を救ったのは、この故郷を思う移民の人々だったというのも忘れてはならない。
当山久三のことば「いざ行かん、我らの家は五大州」が故郷で石に刻まれ、彼の地(伯)(亜)へ運ばれていく。