子どもの送り迎えの際に彼の友達を乗せたりする。その子たちが今高校三年生。一人二人と、大阪、福岡、徳島へと進路が決まって行く。それぞれの夢を抱いて、旅立ちの時を迎えている。
30数年前、私も東京に進学が決まり、嬉しいような、早く行きたいと思う反面、不安もありで、なんだか浮足立った感じだった。
本当に30年の月日が過ぎ去ったのだろうか、思い出の数々がついこの間のことのような気がするのに。
働きながら大学に通っていた日々。漫画雑誌に載っていたので、覚えて、この詩をよく口ずさんだ。
ああ青春
横山まさみち
いつかは誰もがたどる道
その実は未だ熟さねど
青い香りのかんばしく
成長(そだち)の精力(ちから)の満つる道
ああ青春のかぐわしく
意気と熱とがたぎる道
いつかは誰もがユメにみる
希望の虹は遠い空
試練の嵐すさべども
たゆまぬ努力が開く道
ああこの胸の高鳴りは
無限の力の血のたぎり
大好きな詩だった。息子が旅立っていく時にもこの詩を贈ってあげようかな。
(写真は1000枚の折り紙で作ったボールだそう。おみごと!)