沖縄の日常

日々変わり行く沖縄と自然とつれづれなるままに

ご当地苗字

2010年05月15日 | 日々のこと
 会社勤めをしていた25歳頃のこと。
 関係会社からFAXが送られ、その返事をと電話を掛けてから、はたと気づいた。

 あれ?この苗字何て読むの?・・と思いながら・・ひかべ?さん?ひかぶ?さん?ですかね?いらっしゃいますか?という私の電話を受けて、相手口からは、
「ひかべさんだってよ!きゃーははは」
という笑い声が。

 隣の先輩にちょっと聞いてから掛ければよかったと思ったが遅かった。それにしても失礼だな、私の耳にしっかりと聞こえてたよ、笑い声が。

 その苗字が「日下部」だった。「くさかべ」と読むそうな。沖縄にはいなかったよ。そんな苗字。

 田舎に行けば、そこでは誰でも読めるのに、遠くから来た人には読めない苗字や地名がある。それがご当地ソング♪ならぬ「ご当地苗字」。

 ちなみに沖縄にある「勢理客さん」の読み方わかりますか?
 わからないでしょ?「じっちゃく」と読むなんて。
 
 しかし、この頃は、本土の人でも読めるようにということなのか、
「上門」と書いて、普通なら「うえじょう」を、「うえかど」と読んだり、
「東門」と書いて、「あがりじょう」を「とうもん」と言ったり・・と、この頃は同じ苗字でも読み方を変えているのが多々あって、ある人はううえじょうさん、ある方はうえかどさんなのだ。
 なので、名前を呼ぶ職業の方は戸惑うこともしばしばあるようだ。いやはや。   

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