
今日、母と出かけて帰り路、理容室の前にあるあの回転するのを見て、思い出すことがあった。
玄関に椅子を置いて母が父の散髪をしていた光景。時には庭で。
子ども心にその光景を見るのはなぜか好きだった。
いつも仲がいいわけではなかった両親。
ケンカをした翌朝、二人が口も利かない朝、後ろ髪をひかれる思いで学校へ行った。その時は母がどこかへ行ってしまうのではないかと心配で、学校へ行っても気になって気になって早く家に帰りたくなった。
寄り道もしないで逸る思いで家に着くと、母の姿があって、胸を撫で下ろした。
子どもはね、親が仲良くしているとうれしいんだよね。
父は、散髪やさんにもよく行っていた。頭が薄くなっても、定期的に行くので母が「おっとーは、ハイカラだから」と言っていた。
年寄りはハイカラな方がいいよと私は父の肩を持った。
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