読んだ3冊
「90日間世界一周」は、傍に地図を置いて読んでいった。我ながらこんな読み方もいいものだと思った。楽しめた。
「HSPの妻の私とおおらかフランス人の夫の日常」は、緩やかでよかった。HSPは「とても繊細な人」たちを指す言葉。初めて知った。
「南米レストランの料理人」は、海を越えて沖縄へ来てレストランを開いた日系家族の物語。
どの方も苦労された。子供たちは言葉の壁がありいじめを受けた。悲しいね。
ペルーにいた時は裕福な暮らしをしていたが、教育は日本がいいという父親の決断で家財一切を売り沖縄に来た。ここで生きていくために商売を初めた、その親の手伝いをしながら子どもは勉学に励み琉球大学に入った。
どの人もこっちにいる人より2倍も3倍もよく頑張っている。そして日系の方々はよく助け合っている。知らなかった。傍にいる人のことを。感動とちょっと切ない思いも。
しかし彼らは、ラテンの気質を持っているので明るく苦労を笑い飛ばしている。
世界に散っていった移民の方の子孫がUターンして帰ってきた。世界中から遠く離れた場所から、違う文化をもたらしてくれる彼らはありがたい存在である。
南米を往来する彼らは、小さな島にスペイン語やポルトガル語を運び、南米料理やダンスなど様々な文化を持ってきてくれた。
心の底からありがとうと言いたい。