
大分前のことだが、私が思い切って処分しようとBook -offへ持ち込んだ本のこと。
店員さんが二つに分け、こちらの本は○◯円ですが、こちら(開高健)は残念ながら値段がつきませんというではないか。
値段がつかないというのが開高健氏の本数冊だった。値段のついた本の方が私にとっては惜しくもない本だった。
唖然とした、が、後で考えてみたら、店員さんが値段を決めるのではなく、需要と供給の関係なんだと気づいた。
若い世代はコミックが主流なのだろう。しかしなぁ、惜しいなぁ、いい本なのになぁと呟きながら帰った。