年末に逝った父の49日が、普通に行くと二月になる。しかし、親戚の者から「旧正月が1月23日になるから、その前にやった方がいいよ」「そうでないと、じゅうるくにちーができないよ」と、言われた。その意味がよくわからなかった、私達兄妹。「私達のやり方で良いんじゃない」と思っていた。
ところが、兄はやはり周りの親戚に言われて、日取りを変更することになった。私はちょっとしっくりいかなかった。ある友人にそのことを話すと、「新暦でそのままやるとなると、来年にじゅうるくにちをすることになるでしょ、不幸なことが二年にまたがるので、それをできたら避けたほうがいいよ」という理由から・らしい。そう言われて、私は納得することができた。
父は信心深い人ではなかった。仏壇に手を合わせるのもろくにしなかったのに、晩年になってから熱心に取り組んでいた。年とると段々そういう心境になるのだろうかね~と私達は思った。
じゅうるくにち:後生(ぐそー)の正月。すなわちあの世の正月。
沖縄では、年が明けた16日に、去年一年間に亡くなった人の家を廻る習慣がある。
いろいろと知らなければならないことがある。
こんなブログに来て頂いてニフェーデービル。
(写真は年一度の帰郷の際に海で。マルコメの長男、父が髪を刈ってくれた)