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父が退院してから早4週間が過ぎた。「おじい、行ってくるよ」「おっと、来たよー」「寒くないねー」「元気だしてよー」・・と皆が声を掛ける。家の真ん中に父のベッドが置かれているので、常に誰かの気配があるし、声が聞こえるので、父は寂しくないと思う。看護師をしている5女の「家に連れて帰ろう」「介護休暇を取る」という決断がなかったら、まだ実現できなかったかも知れない。責任感の強い彼女がいてくれたおかげで私達も安心していられるし、父も私達もこのような穏やかな日々を送っている。なので、彼女にだけ負担を掛けてはいけないと、姉妹が毎日顔を出している。こんなに長い時間父とゆっくり過ごしたことがなかったな、もう少し、長生きしてくれれば、もっと旅行にも行けたのに、大好きなビールも飲めたのに、かじまやーまで大丈夫だとおもったのに・・という残念な気持ちもある。
「家に帰りたい」と言った父の願いが叶えられ、今、穏やかな寝顔を見ていると、つくづくお家に帰れてよかったねと声を掛ける。父の最後の時をこんな穏やかな形で過ごせる日々に感謝したい。
こんなブログに来てくれてニフェーデービル。
(写真の私の息子達の父親代わりだったおじい、ありがとう)