昔昔のお話です。40年くらい前の・・・
ある日のこと。あたりが暗くなるまで散々遊んだ私は、家に帰ろうと走っていた。その時、
突然、私の首を何者かが強い力で圧迫し、私は「ヴっ」となって息が出来ず、尻餅を付いて倒れてしまった。一瞬なにが起こったのかわからなかった。首がしめられて苦しくて・・・
あたりは暗いし、ただでさえ怖がりの私は、幽霊?と思いました。
少しすると、目が慣れてきて、よーく見ると、それは、うちの家の前に3軒あった貸家の人が、この空き地に洗濯物を干すために張ってあった電線だったのだ!黒い電線なので、夜は見えないよ!
木の枝と空き地にあった便所の軒先を結んであった、それ。
幽霊でなくてほっとして、急いで家に帰った。そのことが昨日のように鮮明に残っている。
しかし、この便所の近くで人魂が上がっているのを見たことがある。ほんと!、いつかこの話をした時、一緒にいた友達も見たと証言。
(ちょっと思い出したので様子がわかるように絵に描いて見た)