78金型の続きです。先手の工夫としてこの図から
36歩72銀37銀55歩
早繰り銀で使うことは考えられます。でも5筋が薄いのでどうでしょうか。24歩同歩同飛に56歩同歩88角成同銀33桂
後手は22飛とぶつける筋で飛をさばこうとしています。77銀22飛23歩21飛
所司先生は互角としていますが、この図の評価値は+185の先手ペース、というか作戦勝ちになるのでしょう。AIの読み筋では68金32金78玉23金28飛24金55歩25金54歩52歩26歩24金46銀
こんな進行で評価値は上がっていきます。
後手としては向い飛車にするのではなく
24歩同歩同飛に32金と受けて
46銀56歩同歩
ここで角を交換するかどうかの分岐です。23歩28飛88角成同銀56飛
68金44歩78玉45歩
軽く歩を捨ててさばきやすくします。45同銀51飛77銀41飛46歩33桂
34銀46飛48歩
この図の評価値は+92の互角です。
戻って
所司先生の解説では56同飛55歩44歩76飛
28飛23歩77銀74飛66銀42銀97角
後手が苦しいとされています。でも45歩同銀33桂56銀35歩
42角成同金23飛成31角
この図の評価値は0付近の互角なのです。
ということで先手が37銀~46銀と繰り出すのは互角くらい。ちょっとつまらない指し方のようです。
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