今から三年半前に、あやみきヲタの間ではいまだに神番組と言われている「ことミック」という番組が、深夜に始まった。ことわざについて、松浦亜弥と藤本美貴がイチャイチャしながら学んでいくという内容のこの番組、当時はDVDレコーダーを持っていなかった私は、編集せずに毎日CMも含めて録画していた。
そんな流れで録画こそしていたが、ことミックの始まる前に流れる「美少女日記3 湘南瓦屋根物語」という番組は、ほとんどスルーしていた。この番組に関する予備知識も、主演の子は当時は結成間もなかったハロプロキッズの子らしい、という程度の知識しか、持ち合わせていなかった。たまに、早送りせずに見てみても、シュールな内容に、ほとんど喋らない主演の子という作品の作りに、今ひとつついていけない思いを抱いていた。ただ、15人もいるハロプロキッズの子達から先頭を切ってソロ仕事を掴んだだけあって、その主演の子は確かに可愛かった。プロフィールを見ると、まだ小学二年生。名前は「菅谷梨沙子」という子だった。
セリフは少なかったが、一瞬の表情などに、何かキラメキは確かにあった。瞳に強いエネルギーを感じる子だった。
その番組から一年ちょっとが経ち、ハロプロキッズから選抜された子8人によるグループが結成されるという話を知った。久しぶりに見た菅谷梨沙子は、湘南瓦屋根物語の時よりも随分と背が伸びて、少し大人びた表情に変化を遂げていた。
ソロ仕事が、ほとんどないと言っていいベリに於いて、梨沙子は「ほたるの星」という映画の主演級の役を務めるという仕事をしている。残念な事に、学業優先なベリであるから、その後は女優としての仕事はしていない。どちらかと言えば、TVドラマより映画の方が向いていそうな梨沙子なのだが、その強いエネルギーを秘めた瞳は健在。その意味ではまたシュールな作品に出ても面白い。
ベタだが古い町並みの残る町を舞台にした青春ものとかも、梨沙子はハマリそうだ。
私の梨沙子のイメージはブルー。それも藍色。ベリの曲で歌い踊っている時の、ちょっとマセた表情の梨沙子は藍色だと思っている。でも、歌っていない時の梨沙子はもっと淡いブルー。水色?もっとポップな、パステルブルーな感じ。
MCで詰まったり、ハロコンの時のステージのひな壇で一人真剣な顔でステージ上の先輩の歌を熱唱していたり、歌声が少しかすれた声であったり、本人の無意識な部分でいくつもの顔を見せる少女「菅谷梨沙子」。この先の変化が凄い楽しみな子だ。ハロプロメンバーで、一番未来を見てみたい子かもしれない。4月4日は、そんな梨沙子の誕生日。
今日のBGM パステルブルー / hal