フリージア工房 国道723号店

ハロプロメンバーを応援してアイドル音楽を愛するエッセイブログ

ヲタのわがまま

2009-10-08 22:55:23 | ハロプロ2009
 10/4は松浦亜弥コンサートだけでなく、その前に真野恵里菜イベントを観てきました。場所は後楽園ラクーア。
 会場は、後楽園ゆうえんちで遊ぶ人達がくつろぐためのスペースという感じの広場。軽食の飲食店などが立ち並び、それに合わせてテーブル&チェアが置いてあります。
 家族連れやカップルがくつろぐ視界の前に、イベントを観るヲタが係員に誘導されてステージの前に現れる。整理番号による入場を行なっているのですが、敢えて前方には行かずに後ろへ回る人もいる。ヲタ芸をしたりして暴れたいと、顔に書いてあるような錯覚を既に感じます。

 敢えて後ろに回るような人は大抵グループ客。始まるまでの間、仲間たちとヲタトーク。その中には、「地面に寝そべる」ヲタもチラホラ。
 それだけでも、遊園地客からの視線は痛かったと思いますが、始まってからが凄かった。

 真野ちゃんの新曲「この胸のときめきを」はスローな曲なので、ヲタも大して暴れないだろうと思いきや、後ろで観ているヲタ達がジャンプを始める。一人や二人ではなく何十人もが、歌の間ずっと跳び跳ねる 「ステージが見えないから?」違います。いえ、多少はその理由もあるかもしれない。フラットな観覧スペース、ステージも低い。
 でも、彼らのジャンプは違うのです。いわゆる推しジャンプ。推しメンバーに気づいてもらえるように、色々小細工するヲタもいる。中には、ゆうかりんが「しゅごキャラ!ミュージカル」で着用していたようなピンクのカツラを被るヲタまでいた。

 二曲目は「世界はサマーパーティー」だったから、ヲタが待ってました!とばかりに、ヲタ芸を始める。サビでフリコヒするヲタより、回っているヲタの方が多いという後ろのエリアは、もはやステージそっちのけで暴れるためのエリアと化していた。

 イベントを観に来ている人以外にも、色んなお客さんがいるのだから、出演者に恥をかかせるような過度のパフォーマンスはどうなのか?と思いつつも、ステージに対してノリノリなのは致し方ないとも思う。自分も、お台場での真野ちゃんイベントでは、コンサートと同じように楽しんだから人の事は言えない。
 でも、イベント中にも地面に寝そべったり、トークの最中に前を見ないで会話に夢中だったり、歌をまともに観ないで内輪で何かやって笑ったり、それは「ステージを観てノッている」のとは違う。イベントを観る態度としては、かなり悪い状態でした。
 三曲目の「この胸のときめきを」では、遂に係員がジャンプを注意に行く始末。大の大人がみっともない。

 一部のグループがそういう行動をとっていたという話なら、傍目から見て「痛い人がいるな」で済むものの、後ろのエリアにいた何十人もの人達が「痛い行動」をとれば、それはごく一部の人による出来事とは見なされない。
 広場には、本日「真野恵里菜」がイベントを行なうという張り紙がしてある。多くの遊園地客は「真野恵里菜ってアイドルは、変なオタクのファンばっかりだな」と思うに違いない。

 問題はそこにある。彼らの行動は痛い行動なだけで、一見誰にも迷惑がかかっていないように見える。いや、自分のように整理券を持たずに後ろで観ていた者達には、ジャンプで視界が遮られて迷惑だったけれど、まあそれは置いておこう。
 実は、彼らの行動は迷惑をかけています。誰に?
 「真野恵里菜さん」に。

 暴れていた人達の多くは、どうやらバックダンサーのS/mileageヲタ、或いはハロプロDD。会話の内容や、身に付けている物を見る限り、真野ちゃんヲタは少数に思われました。
 この場所で恥ずかしい行動をとり、真野恵里菜ファンって…と真野ちゃんが白い目で見られても、真野ちゃんヲタでなければ、それは他人事のようなもの。そう思っているのかもしれないと思うと、それは悲しい事です。
 今回のヲタのマナーは、後楽園側にとっても迷惑になります。遊園地客にラクーアのイメージを悪いものに受け取られた可能性がある。くつろぎのひとときを、騒々しいアイドルヲタのパフォーマンスで気分を台無しにされた。そう思う人がいても不思議ではありません。

 もしかすると、もう真野ちゃんはラクーアではイベント出来ないかもしれない。そして、このイベントを観た遊園地客は、真野ちゃんに興味を持つ人より、真野ちゃんに変な印象を持って帰って行った可能性が高い。その与えたマイナスイメージの大きさ。
 これは言ってみれば、「真野恵里菜の顔に泥を塗る行為」です。

 ヲタは飽きたら推し代えをすればいいだけの事かもしれません。しかし、アイドルはファンを選べないのです。

(写真は開演前。記事と写真の内容は直接関係ありません)
コメント (5)
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