Berryz工房に関する「大切なお知らせ」がこの三日間相次ぎました。
あの事務所の言う「大切なお知らせ」は「嬉しいお知らせ」である筈もなく、案の定暗いニュースでした。
http://www.helloproject.com/news/0910141930_tsugunaga.html
http://www.helloproject.com/news/0910151500_berryz.html
http://www.helloproject.com/news/0910152100_berryz.html
http://www.helloproject.com/news/0910161345_berryz.html
ここまで来ると、インフルエンザの怖さに身震いしますが、無事だった熊井ちゃんと千奈美がこのまま元気でいられますようにと願いつつ、感染してしまったメンバーの一日も早い全快を祈ります。
勿論、メンバーもスタッフも細心の注意を払った上での発症だと思うので、なってしまった事をとやかく言う事は出来ません。こういう事が起こらないよう、スタッフサイドはメンバーの健康管理には、これまで以上の注意をしていってほしいと思います。
そんな頃、Berryz工房の新曲「流星ボーイ」のPVが発表されました。
【PV[HQ]】流星ボーイ/Berryz工房
今回は編曲がダンス☆マンという事で、音がディスコしてます。懐古サウンドに包まれています。これはこの作り手側が得意とする方向性です。
ブームというものは10年くらいで一周するらしいですが、この手のディスコサウンドは何周したんだろう(笑)。
そんなサウンドに合わせて踊るBerryz工房メンバー。そのダンスはゆったりしたものです。音源を聴いた段階では、ガンガン激しく踊る曲かもしれないと思っていました。これはキャプテン活躍?みたいな。
しかし、出来上がってきたPVを見た印象は、
「梨沙子が、けだるそうw」
「雅ちゃんが一人だけ別世界にいる」
とか訳わからない(苦笑)。キャプテンの事はちゃんと見たのかと自分にゆいたいです。
随分と踊りがゆったりしているなという事と、みやびスマイルに気をとられているうちに歌が終わって、星がキラーソじゃなかったキラリでPVが終わってました(笑)。
「ダンスがゆったりな事がなぜ気になるのか?」
ダンスがゆったりで何か不都合があるのか?それは、
「コンサートでフリコピしやすい」
つまり、会場全体が踊る曲になる可能性が高いという事です。簡単であれば、わざわざ覚えていかなくても、観ながら真似る事も出来る。レッツダンス! レッツエンジョイ!(笑)。
「ジンギスカン」のサビなんかがそうですが、振り付けがわかりやすいという事は真似しやすいという事だから、それ自体は決して悪い事ではありません。
コンサートに慣れていない人でも、少し勇気を出せば踊れる難易度。フリコピしているコアヲタのようには行かないけれど、ちょっとしたフリコピでメンバーとシンクロ気分。これは実は割と楽しい。
夏くらいから感じている事ですが、少しずつハロプロの現場が若返っています。高校生くらいの男女がちょっと増えました。先ほどブームは10年で一周すると書きましたが、LOVEマシーンから10年。女性アイドルの復権と言っていいのかもしれません。
そんな新規さん達がコンサート会場にやってきた時、フリコピというものをどう感じるのか興味があります。
勿論、フリコピに関心が行く前に、いくつものカルチャーショックを受けると思いますが(苦笑)、それらはある程度想定内である事だと想像しますが、フリコピというものは予想の範疇外にあると思います。アイドルというジャンルの外側にいる人達には、フリコピというものがコンサートを観るスタイルとして世の中に存在している事は知らないと思われます。
そんな神秘的な行動である「フリコピ」を増やしていくための秘密兵器。それが「流星ボーイ」なのかもしれません。シンプルでスピードも早くない振り付け。そして、PVも余計な演出は控えめにしてダンスを見せる。
これをどう受け取り、どう処理していくかは観た人次第。新規さんが会場で一緒に踊るのかどうかも観た人次第で未知数。
いや、いくら振り付けが簡単だからって、新規さんがいきなりフリコピはしないな。という事は、無理矢理色々こじつけず、素直にダンスを楽しんで観てねというPVなのですね。
だからか、過剰な演出はないオーソドックスなPVになったのでしょう。邪推、憶測、心配、みんな流して流星ボーイでフリコピボーイ。ベリヲタは今、流れ星に願うならば何を願いますか?