フリージア工房 国道723号店

ハロプロメンバーを応援してアイドル音楽を愛するエッセイブログ

過去記事を振り返る 「Berryz工房 in さいたまスーパーアリーナレポート「ステージ演出編」」

2014-11-13 12:00:00 | ライブ!2007

 この記事の元記事は2007年4月3日に発表されたものです。記事引用のあとに振り返って思う事を書き綴っています。

 ※元記事URL
http://blog.goo.ne.jp/seasonz/e/8486afefbf8b556d71d21baf2113e987

 前回の記事で、会場外の雰囲気がかつての娘。みたいと書きました。コンサートの演出はどんな状況か?気になりつつ、開演時間を10分押してスタート。

  かつては娘。を始めハロプロ関係のコンサートは、場内暗転後にスクリーンにメンバー紹介が映し出されてから、曲が始まるという演出が定番でした。
しかし、昨年のツアーあたりから娘。がパターンを変えてきまして、いきなり暗転=スタート!という流れを作りました。この日のベリも、いきなり暗転。そしてアリーナ席中央にあるサブステージにライトが当たり、そこにメンバーが立っている!という粋な演出。
  私の席は、メインステージはおろかサブステージすらも遠いスタンド席だったのですが、メンバーがハツラツと踊る姿はしっかりと伝わりました。

  以前のベリコンは、メンバーに体力的にも実力的にも未熟さが感じられ、ハラハラしながら観ていたものです。そういう見守るような見方が好きな方もいるのでしょうが、私はその辺りにアマチュアくささを感じ、少し物足りない気分もありました。しかし、この日のメンバーは違いました。オープニングだけにとどまらず、公演中は中だるみコーナーを廃し簡単なトーク以外は、ひたすら歌とダンス。おおっ、まさに一年前の春の記憶が蘇る!私が一年前、新潟で宇都宮で小倉で、そしてさいたまで感じた鼓動に近いものを、この日のベリのステージからも感じたのでした。
(筆者注:一年前の春とは、モーニング娘。の「レインボー7ツアー」のことです)

 シングル全13枚のうち、「21時までのシンデレレラ」と「ギャグ100回分愛してください」以外は全て歌うという総決算的なこの日のステージ。デビュー曲の「あなたなしでは生きていけない」は、スクリーンにPVが映し出されました。この曲のPVは、ここさいたまスーパーアリーナを借りきって撮影されたものでした。
 三年間の成長を、スクリーンとステージで対比させて観客に伝えるという演出は、自信の表れです。メンバーの動きは明らかに進化していました。

 中盤の衣装変えで、各メンバーがソロTの色に合わせた色の衣装で現れ、ようやく私の席からでもメンバーの区別がつくようになりましたが、それでも顔の表情などはスクリーンに頼る状況。でも、例えアイドルと言えども、コンサートは可愛さ以上に出来が大事と思っている自分には、顔が見えなくてもベリのメンバーの自信に満ちた動きが伝わってくるだけで充分でした。

 終盤、ノリの良い曲を連発し、会場がヒートアップしつつアンコールへ。

 アンコールに立ったメンバーを迎えたのは、客席を染めたピンクのサイリウム。桜満開というツアー名に合わせた企画。私は最初この話を聞いた時は、なんだか 誰かが辞めるみたいな雰囲気になるからサイリウム祭なんてやらない方が良いのに。と思っていました。しかし、実際にこうして立ち会い、サイリウム祭やって 良かった!と思い直しました。
メンバーも喜び、一万観衆でコンサート出来た思いが溢れたのか、梨沙子は涙を流し、キャプテンの佐紀ちゃんも涙ぐんで挨拶をしました。
 三年間の集大成が詰まった全22曲のステージ。この大観衆でのコンサートは到達点ではなく、新たなスタート。
 これからのベリコンは、歌やダンス主体の最後まで飛ばせるコンサートになって行きそうだと確信し、これで台本トークからフリートークに変えて、客席への煽りも自然に出来るようになれば、現在の娘。やメロンに負けないライブアイドルグループの誕生です。大会場でここまで出来たのだから、今後のホール公演は大いに期待出来そうですね。

 去年購入した夏焼雅誕生日記念Tシャツに、熊井ちゃんタオルを首に巻いた私は、遥か遠くのメインステージから客席に手を振るメンバーに、大きく手を振り返した。Bye Byeまたね!

 いつものベリコンレポートとはちょっと趣向変えたマジメ(?)文章による「ステージ演出編」でした。


セットリスト

01.ジリリキテル (サブからメイン)
02.スッペシャルジェネレ~ション(メイン)
オープニングV
03.BERRY FIELDS(途中登場)
MC
04.VERY BEAUTY(メイン)
05.笑っちゃおうよ BOYFRIEND(メイン→サブ)
06.ハピネス~幸福歓迎!!~(サブ→メイン)
07.昼・サクラハラクサ 夜・桜→入学式(メイン)
MC
08.日直~芸能人の会話~(徳永・熊井)(サブ)
09.恋はひっぱりだこ(嗣永)(サブ)
10.図書室待機(清水・夏焼・須藤)(サブ)
11.愛する人の名前を日記に(菅谷→全員)(サブ→メイン)
12.素肌ピチピチ(メイン)
13.TODAY IS MY BIRTHDAY(メイン)
VTR ありがとう!おともだち。
14.あなたなしでは生きてゆけない(メイン)
15.ファイティングポーズはダテじゃない!(メイン→サブ)
16.ピリリと行こう!(サブ→メイン)
MC
17.あいたいけど…(メイン)
18.胸さわぎスカーレット(メイン)
19.なんちゅう恋をやってるぅ YOU KNOW?(メイン→サブ)
20.友情 純情 oh 青春(サブ→メイン)
EN01.恋の呪縛(メイン→サブ)
MC
EN02.Bye Bye またね(サブ→メイン)


<2014年の追記>

 読んでいてとても懐かしい気分になりました。あれからもう7年半の年月が流れました。もちろん、その間Berryz工房の皆さんは成長し、すっかり大人になって頼もしくなりました。アイドル業界に於いて他のアイドルたちから一目置かれる存在になり、さすが「アイドル10年やっているだけある!」とリスペクトの対象となるグループになったと思います。
 そんなBerryz工房が来年春に活動休止になります。残念ではあるけれど、メンバーたちが次のステップに進んでいくためには必要なことなのでしょう。全員芸能界に残って活動をするという事なので、この休業は前向きなものであることに違いありません。

 そのBerryz工房の春公演のラスト公演の日程が発表されました。2015年3月3日、日本武道館。
 この日はBerryz工房のデビュー記念日であり、そこにこだわるのはよく理解出来るのですが、この日はあいにく平日。そういうことを考慮してなのか都内開催となり、Berryz工房にとっては大切な場所である武道館で公演ということになった。それもよくわかります。でも、個人的にはラストはさいたまスーパーアリーナでやってほしかった。上記の記事にあるように、ここは思い出の公演の場所であり、デビュー曲のMVを撮影した場所でもあります。単に大きい会場で観てもらうというだけでなく、充分過ぎるくらいの意味のある場所。
 そして、一人でも多くの人に観てもらうという意味は大切にしてほしかった。平日にここでコンサートを開催するのは集客的にも帰りの足の問題としても適格ではないというのはわかりますが、それならば週末に開催してほしかった。というか、週末に開催すると思っていました。
 もっとも、週末にアリーナクラスでコンサートを開催しようとしても、もう予約でいっぱいなのかもしれません。

 もう決まってしまったことなので、これ以上は書きませんが、2015年3月3日が素晴らしい日になるよう、大いに期待をしております。メンバーにとって、たくさんの思い出の完結と新たな道への旅立ちの場であるこの日の日本武道館が、ハロプロ史上に残る素敵な公演になることは間違いありません。


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