とぎれとぎれの物語

瀬本あきらのHP「風の言葉」をここで復活させました。小説・エッセイをとぎれとぎれに連載します。

遠くを見すぎました・・・

2010-11-08 23:19:35 | 日記
遠くを見すぎました・・・



 うーん。自分は自分であるから、先ず自分を、その足元を、立っているところをしっかり見なければと思いなおしました。
 自分以外のところで何が起こっているか。そこだけ見ていたら、こけてしまいますね。遠くを見すぎるていると、自分を見失うことがあります。そして、他に対する願望だけが膨らんできます。
 脚下照顧。これはいい言葉ですね。
 禅寺の玄関には例外なく掲げられている言葉だそうです。入門者に一番最初に教える作法だとか。その作法とは「履物を揃える」ということを指しているそうです。
 常に他人の行いや言動に対して心を乱すことなく、自分自身を見つめ直す心を持つということだそうです。現代は他人の責任の追求が先行しまっている感じがします。いや、このことは先ず自分に当てはまります。自分のことは棚に上げ、人様の欠点や落ち度を先ず優先して追及する。私はよくこういうことがあります。反省 !! です。
 自分が可愛いから自分は弁護したい。たから先ず自分のことをほったらかして、人様のあら探しをする。これ、悪い癖ですね。直そうと思っていますが、ついつい、そうなってしまう。
 「あなたは腰が引けてるね、もっと自分を前に出したら・・・」なんてついつい言ってしまう。年をとると特権のように偉そうなことを言いたくなる。これは、他人が言った場合はすぐに気がつくが、自分が言った場合、、気がつくのに時間がかかる。これが厄介です。