初冬の花開く
初めに断っておきたい。「初冬の花」と書いたが、それぞれの本来の開花の時期とは少しずれている。
花①
花②
花③
人と同じで、花にもいろいろな咲き方があるようである。
花①は宿根アサガオである。秋になってから蔓をいただき、庭に植えたのだが、寒くなってから蕾が出来た。冬には咲くものかと思っていたら、不思議と咲いた。その懸命の努力に私は感激した。ところが、ご覧のような姿である。筒状には咲かなかった。そのことが私の心を締め付けた。
花②はノウゼンカズラである。これは夏に苗を買い、植えたので、秋になってから蕾が出来た。私はあの独特のオレンジ色の派手な花を予想していたが、ピンクというか紫というか、可愛い花が咲いた。意外だった。その花を軽蔑していた妻も花の色に驚いて喜んでくれた。これも寒風の中で咲き続けている。本来は夏の花である。
花③はツワブキの花である。これは本来の季節は秋だと思う。晩秋まで咲いている。ところが、我が家のこの植物を植えた位置は朝日しか当たらないので、開花がいつもずれる。申し訳ないと思っている。
人と花。
これもよく似ていると思うのである。
人はそれぞれに花開く時期が違う。時流に遅れてとうとう咲かずに一生を終わる人が多い。少しずれても、この花たちのようになんとか花を咲かせる人もいる。
私はどうかと考えている。一生花が開かなかない部類に属すると思っている。このような花が時期がずれても咲けば嬉しいが、どうもそう甘くないようである。花①のようなものでもいい、苦し紛れの開花でもいい、なんとか死ぬまで咲かせたいと思っている。いや、もう微かな花が咲いたのかもしれない。しかし、私はそういう自覚がないのである。
昨日、日本の女子バレーが三十年以上かかってやっと上位のランクにのし上がった。私はほんとに異常すぎるくらい歓喜した。思わず万歳!! と叫んで両手を挙げていた。
このことと上の花を繋げるのは酷である。しかし、苦節十年というが、30年以上も咲かないと思われていた花がやっと咲いたのである。私は、大袈裟だが、これは何かの吉兆だと信じている。今、アジア大会が開かれていて、それぞれの種目で素晴らしい結果を出しつつある。それはそれで嬉しいが、私は、それ以上にこの歴史的な快挙に賛辞をおくりたいと思っている。
問題はこれからである。引き続き体力、精神力、技術を向上させ、世界に冠たる不動の位置を占めていだきたい。今後の選手諸君の健闘に期待している。
初めに断っておきたい。「初冬の花」と書いたが、それぞれの本来の開花の時期とは少しずれている。
花①
花②
花③
人と同じで、花にもいろいろな咲き方があるようである。
花①は宿根アサガオである。秋になってから蔓をいただき、庭に植えたのだが、寒くなってから蕾が出来た。冬には咲くものかと思っていたら、不思議と咲いた。その懸命の努力に私は感激した。ところが、ご覧のような姿である。筒状には咲かなかった。そのことが私の心を締め付けた。
花②はノウゼンカズラである。これは夏に苗を買い、植えたので、秋になってから蕾が出来た。私はあの独特のオレンジ色の派手な花を予想していたが、ピンクというか紫というか、可愛い花が咲いた。意外だった。その花を軽蔑していた妻も花の色に驚いて喜んでくれた。これも寒風の中で咲き続けている。本来は夏の花である。
花③はツワブキの花である。これは本来の季節は秋だと思う。晩秋まで咲いている。ところが、我が家のこの植物を植えた位置は朝日しか当たらないので、開花がいつもずれる。申し訳ないと思っている。
人と花。
これもよく似ていると思うのである。
人はそれぞれに花開く時期が違う。時流に遅れてとうとう咲かずに一生を終わる人が多い。少しずれても、この花たちのようになんとか花を咲かせる人もいる。
私はどうかと考えている。一生花が開かなかない部類に属すると思っている。このような花が時期がずれても咲けば嬉しいが、どうもそう甘くないようである。花①のようなものでもいい、苦し紛れの開花でもいい、なんとか死ぬまで咲かせたいと思っている。いや、もう微かな花が咲いたのかもしれない。しかし、私はそういう自覚がないのである。
昨日、日本の女子バレーが三十年以上かかってやっと上位のランクにのし上がった。私はほんとに異常すぎるくらい歓喜した。思わず万歳!! と叫んで両手を挙げていた。
このことと上の花を繋げるのは酷である。しかし、苦節十年というが、30年以上も咲かないと思われていた花がやっと咲いたのである。私は、大袈裟だが、これは何かの吉兆だと信じている。今、アジア大会が開かれていて、それぞれの種目で素晴らしい結果を出しつつある。それはそれで嬉しいが、私は、それ以上にこの歴史的な快挙に賛辞をおくりたいと思っている。
問題はこれからである。引き続き体力、精神力、技術を向上させ、世界に冠たる不動の位置を占めていだきたい。今後の選手諸君の健闘に期待している。