あちこち「SYOWA」 395 吉永小百合／寒い朝

石坂洋次郎の作品に私は育てられたと言っても過言ではありません。「寒い朝」は短編なのでなかなか映画化できないと思っていました。ところが和田弘とマヒナスターズとともに唄った曲が大ヒットし、相乗効果で映画も青春映画の記念碑的な作品となりました。・・・と私は理解しています。この曲は学生時代に繰り返し口遊んでいました。


吉永小百合／寒い朝



「寒い朝」（さむいあさ）は1962年4月20日にビクターレコードから発売された吉永小百合のデビューシングル。和田弘とマヒナスターズと共演した。


通算20万枚を売り上げるヒット曲となり、吉永は本楽曲で同年の「第13回NHK紅白歌合戦」に初出場を果たした。
石坂洋次郎の原作『寒い朝』の映画化作品「赤い蕾と白い花」の主題歌として使用された。
2005年10月から、作曲を行った吉田正の故郷が日立市であることにちなみ、常磐線の日立駅において、下りホームの発車メロディとして使用されている。


『寒い朝』（さむいあさ）は、石坂洋次郎の中編小説。
1959年4月から7月まで『週刊現代』に連載され、8月に講談社から単行本として刊行された。ほどなく映画化・ドラマ化され、1962年には『赤い蕾と白い花』の題で吉永小百合主演で映画化された。主題歌「寒い朝」を吉永と和田弘とマヒナスターズが歌い、ヒットした。

あらすじ

小児科医の父を持つ三輪茂夫と、洋裁学校経営者の母を持つ岩淵とみ子は高校の同級生。どちらも片親という家庭環境で次第に恋仲になっていき、その過程で双方の親もまた親しくなる。