とぎれとぎれの物語

瀬本あきらのHP「風の言葉」をここで復活させました。小説・エッセイをとぎれとぎれに連載します。

あちこち「SYOWA」 10 Aの恋人たち

2016-03-21 22:33:29 | 日記


 
 山川惣治作画のこの漫画は、アフリカのケニアを舞台に、孤児になった日本人少年ワタルが仲間のマサイ族の酋長やジャングルの動物たちと冒険をする物語です。1951年10月7日から1955年10月4日まで「産業経済新聞」(現:産経新聞)に連載されていました。Aは先ずその絵のリアルさに驚きました。また、主人公ワタルの友達となるケートという少女にあこがれていました。新聞の他の記事には関心はなく、ただこの連載漫画だけは食い入るように見ていました。日本人と野性的な外国人の少女との取り合わせに子ども心ながらジンとくるものを感じていました。初恋と言ってもいいほどの気持ちだったとAは思い出します。

女優 吉永小百合: SAYURI  ・ " Cats - Memory "


 「拳銃無頼帖 電光石火の男」(1960年、日活、木戸礼原作、松浦健郎脚色、野口博志監督作品)という赤木圭一郎主演の映画にかわいい女の子が出ているという噂が学生間に広まっていて、見たい、見たいと誘い合ってAも小倉の映画館に行きました。出てきました。出てきました。Aは思わずため息を漏らしました。上の動画の中に喫茶店の場面が出てきますが、そこのウエイトレスの節子という役柄でした。実はこの映画が吉永小百合の映画初出演の作品でした

◆T14. 赤胴鈴之助 上高田少年合唱団


 このラジオ番組は、1957年にラジオ東京 (現TBSラジオ)でドラマ化され、公募で選ばれた当時(昭和32年)渋谷区立西原小学校6年生の吉永小百合や藤田弓子が出演しました。後に参議院議員となる当時15歳の山東昭子も語り手として出演していて、回によっては生放送や公開録音もありました。
 この番組の中で千葉周作の娘の千葉さゆりが登場します。まことに初々しい声でAはどんな人だろうかと想像していました。上の日活映画の美少女が演じていたということに気付くのはずっと後のことでした。

新諸国物語 紅孔雀


 「紅孔雀(べにくじゃく)」は、北村寿夫原作の新諸国物語の1作として書かれた小説。1954年にNHKで、ラジオドラマ化され、以降、映画やテレビで映像化されました。



 その中に久美という女性が登場しますが、Aはその声に魅かれ、どんな方だろうかと想像していました。後映画化されて久美なる女性を見て一層魅かれてしまいました。勿論ラジオの声優とは違っていたのですが、高千穂ひづるの野性的な立ち居振る舞いにぞくぞくしていました、プロマイドを買って、引き出しの奥にしまって、家族がいないときに出して見ていました。

聞いて下さい私の人生(動画)★藤 圭子


 藤 圭子が活躍するのは、1960年代末から1970年代初頭にかけてです。この歌い手はその美貌もしかりだが、不世出の才能を持っているとAは思っていました。スタジオに彼女が入るとスタッフたちはそわそわしたと言われています。それほどの美貌の持ち主でした。惜しくも早世しましたが、唄った声と映像は我が国の歌謡史に永遠に残っていくとAは信じています。宇多田ヒカルの「ヒカル」という名前には、彼女の母が目が不自由だったからそういう苦労をさせないようにという思いが込められているそうです。Aは飲み屋で酔っぱらうとすぐに彼女の歌を唄いました。またかぁ。周りの人たちはそう言いました。でもめげずに歌い続けました。中でも上の唄は好きでした。

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