田中角栄 - 1972年 街頭演説
自民党最大派閥の田中派(木曜クラブ)を率い、巧みな官僚操縦術を見せる田中は、党人政治家でありながら官僚政治家の特長も併せ持った稀な存在だった。大正生まれとして初の内閣総理大臣となり、在任中には日中国交正常化や日中記者交換協定、金大中事件、第一次オイルショックなどの政治課題に対応した。政権争奪時に掲げた日本列島改造論は一世を風靡したが、後にその政策が狂乱物価を招いた。その後の田中金脈問題への批判によって首相を辞職、さらにアメリカ合衆国の航空機製造大手ロッキード社の全日空への航空機売込みに絡んだ贈収賄事件(ロッキード事件)で逮捕収監され自民党を離党した。(Wikiより)
Aの父は政治好きでした。・・・田中首相とは全く縁のないところで活動していましたが。
ということもあって、Aは政治家という人に強い関心をもつようになりました。
「人間は、やっぱり出来損ないだ。みんな失敗もする。その出来損ないの人間そのままを愛せるかどうかなんだ。政治家を志す人間は、人を愛さなきゃダメだ。東大を出た頭のいい奴はみんな、あるべき姿を愛そうとするから、現実の人間を軽蔑してしまう。それが大衆軽視につながる。それではダメなんだ。そこの八百屋のおっちゃん、おばちゃん、その人たちをそのままで愛さなきゃならない。そこにしか政治はないんだ。政治の原点はそこにあるんだ。」(Wikiより)
Aは昭和19年生まれ。ですから知っている政治家は戦後のお方です。ずっと見てきました。吉田茂などは実行力のあるお方でした。貫禄もありました。それから佐藤栄作もなかなかの人物でした。社会党の浅沼稲次郎も革新の中でも存在感のある立派なお方でした。
それから・・・頭の中でずっと辿ってみてもなるほどというお方には巡り合いませんでした。次第にプロ政治家、職人政治家というお方が次々と出てきて答弁が上手くなってきました。カタカナ語を使ったり専門用語を駆使したりして抜け目のないそつのない答弁を繰り返します。質問するお方も上手くなりすぎてきました。国会中継を視聴していて、おや、これはどこかで聞いたことがあるような発言だなと思うこともありました。
そこで改めて田中角栄という人物の弁舌、行動というものを見てみますと、分かり易い、説得力が抜群にある。言葉にエネルギーがある。言ったことは実現させようと懸命に努力する。風貌は素朴。喋りに少し訛りがある。独特のリズムがある。しかし何といっても親しみやすい。素人丸出しという感じだが、そこに魅力を感じる。国民のことを思っているという気持ちが伝わってくる。自身仰っているように田中角栄も相対的に言えば「出来損ない」かも知れません。「失敗」もたくさんしました。しかし、しかしです。魅力が溢れています。
自民党最大派閥の田中派(木曜クラブ)を率い、巧みな官僚操縦術を見せる田中は、党人政治家でありながら官僚政治家の特長も併せ持った稀な存在だった。大正生まれとして初の内閣総理大臣となり、在任中には日中国交正常化や日中記者交換協定、金大中事件、第一次オイルショックなどの政治課題に対応した。政権争奪時に掲げた日本列島改造論は一世を風靡したが、後にその政策が狂乱物価を招いた。その後の田中金脈問題への批判によって首相を辞職、さらにアメリカ合衆国の航空機製造大手ロッキード社の全日空への航空機売込みに絡んだ贈収賄事件(ロッキード事件)で逮捕収監され自民党を離党した。(Wikiより)
Aの父は政治好きでした。・・・田中首相とは全く縁のないところで活動していましたが。
ということもあって、Aは政治家という人に強い関心をもつようになりました。
「人間は、やっぱり出来損ないだ。みんな失敗もする。その出来損ないの人間そのままを愛せるかどうかなんだ。政治家を志す人間は、人を愛さなきゃダメだ。東大を出た頭のいい奴はみんな、あるべき姿を愛そうとするから、現実の人間を軽蔑してしまう。それが大衆軽視につながる。それではダメなんだ。そこの八百屋のおっちゃん、おばちゃん、その人たちをそのままで愛さなきゃならない。そこにしか政治はないんだ。政治の原点はそこにあるんだ。」(Wikiより)
Aは昭和19年生まれ。ですから知っている政治家は戦後のお方です。ずっと見てきました。吉田茂などは実行力のあるお方でした。貫禄もありました。それから佐藤栄作もなかなかの人物でした。社会党の浅沼稲次郎も革新の中でも存在感のある立派なお方でした。
それから・・・頭の中でずっと辿ってみてもなるほどというお方には巡り合いませんでした。次第にプロ政治家、職人政治家というお方が次々と出てきて答弁が上手くなってきました。カタカナ語を使ったり専門用語を駆使したりして抜け目のないそつのない答弁を繰り返します。質問するお方も上手くなりすぎてきました。国会中継を視聴していて、おや、これはどこかで聞いたことがあるような発言だなと思うこともありました。
そこで改めて田中角栄という人物の弁舌、行動というものを見てみますと、分かり易い、説得力が抜群にある。言葉にエネルギーがある。言ったことは実現させようと懸命に努力する。風貌は素朴。喋りに少し訛りがある。独特のリズムがある。しかし何といっても親しみやすい。素人丸出しという感じだが、そこに魅力を感じる。国民のことを思っているという気持ちが伝わってくる。自身仰っているように田中角栄も相対的に言えば「出来損ない」かも知れません。「失敗」もたくさんしました。しかし、しかしです。魅力が溢れています。