とぎれとぎれの物語

瀬本あきらのHP「風の言葉」をここで復活させました。小説・エッセイをとぎれとぎれに連載します。

あちこち「SYOWA」 64 逆さに地図を眺めていると・・・。

2016-12-17 00:31:40 | 日記
 小松左京の文章に「逆さに地図を眺めてごらん」というタイトルの一章があります。小松氏は大陸を下にして大きな海を上に眺めていると、世界が開放的に見えると述べていました。
 Aはユーラシア大陸を下にした地図をしばらく眺めいるといろいろなことが合点できたような気分になりました。



 ロシア、中国、北朝鮮、韓国、台湾等そして反対側のアメリカと日本の関係が透けて見えてきました。

ロシアは北方四島を軍事的にも拠点化し、政策を極東にもシフトしています。日本のアメリカ基地を意識しているものと思われます。日本の領土として返還すれば、アメリカの軍事基地が出来る可能性を懸念しています。中国は尖閣諸島の領有権を主張しつつ、沖縄の基地に出口を塞がれていることに息苦しさを感じています。北朝鮮は日本やアメリカへの攻撃能力の拡大を図っています。韓国は、日米韓の連携を頼みに北朝鮮へ圧力をかけいます。台湾は日本との友好関係を頼みにし、アメリカの後ろ盾を望んでいます。アメリカは日本、韓国と親密な関係を保ち、日本国内の基地を足場に中国、ロシア、北朝鮮の軍事的な力を抑止しようとしています。もし、もし、今後いつか、世界的な規模の戦争が起きれば、日本はたちどころに壊滅的な打撃を被ると思われます。
 小さな島国は今微妙なバランスを保っています。このバランスが崩れないことをAは祈っています。こういう状況下にある小さな島国に生まれたことをとても不安に思っているのです。

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