戦国魔神のひとりボケ?

貧乏ヒマあり!?(^^;)
お金は無いけど
精神的余裕は人一倍?w

【小説】レッド・マスカラの秋

2009年02月17日 | 映画・書籍・アニメなど
前に読んだ永井するみさんの「カカオ80%の夏」の続編というかシリーズ第2弾にあたる作品です。

著者が女性という事は、小説の題材を選ぶ上で大きなファクターを占めているんですね。
マスカラを話の中心に置くなんて、多分男性ではなかなか思いつかないんじゃないでしょうか?
性別による視点の違いっていうのは本当に不思議ですね~。

内容の方は、後半にもう「ひと捻り」あった方が私好みですが、やりすぎるとあざとくなるので重くならないうちに幕を引いたのかなぁ、と言う感じです。

「夏」、「秋」、と来たんですから「春」までの四部構成になるんでしょうかねぇ?(^^;)



理論社「ミステリーYA!」レーベル刊で、このレーベルは小学校高学年~高校生を対称にしているため、前に読んだ太田忠司さんの「まいなす」と一緒で、活字のポイントも大きく行間も広いので、丁度ラノベ程度の原稿枚数になるのでスイスイ読めました。
ラノベほど奇想天外な話ではなく現実に近い領域に話の道筋があり、きらびやかな挿絵もないので、ラノベから本格的な小説に移って行く過渡期の橋渡し的なポジションのレーベルですかね~。
私が中高生の頃に読んでたソノラマ文庫(赤川次郎、眉村卓、筒井康隆、高千穂遥、辺り)の現代版というところですか? ただ、文庫ではなく四六判なのでちょっと価格がお高いのが玉に瑕かな(^^;) 対象年齢を考えると新書で1000円を切れる位が販売価格として適当な気がします。
ただ、本棚に並べるならこのくらいのサイズの方が、シリーズをそろえた時にニヤニヤ出来そうですけど(^^;)



今年の10冊目でした。