遠い昔に 2016年03月24日 19時10分41秒 | 詩とか歌とか 遊び疲れて気がつけば 夕日は落ちて、風寒く、 仲間はいつか皆家に。 私はひとり、ただひとり、 帰り損ねて家の蔭。 帰り損ねた私は これからどこへ行けばいい? 独りぽっちで夕闇さんと、 追いかけごっこでもするか。 垣根の向こうに友の声 家の明かりのほの温かさ。 とぼとぼと、家路を急ぐ悲しさよ。 むこうで私を呼ぶ声は 怖く嬉しい父の声。
どこに向かうか 独り旅 2016年01月30日 08時14分58秒 | 詩とか歌とか 昼間の自分は よく見えて これはちょっとと思いつつ このまま行っていいのかと 何もしないで考えて 時間ばかりが過ぎていく。 そいつがどうにも怖くって 鞄を肩に外歩き 時間追いかけ ふらふらと 行き先決めずに彷徨 (さまよ) い歩く。 夜なら闇に総てが隠れ 誰にも見えない私の姿 闇に包まれ守られて 何故か心が落ち着いて 私にゃそこらがちょうどいい。 そんな気がして 昼間寝て 夕方近くに目を覚まし 朝日の昇るその前に 布団被って目を閉じる。 試してみたが眠れずに 何故か気持ちが定まらず 逆に気持ちが冷え切って、 布団飛び出し部屋を出る。 これからどこへ行けばいい? 寄り添う友の姿無く 道ゆく人の影も無く この道独り、ただ独り 何も語れず何も見ず 行く先知れぬ旅を行く。
ものになる 2015年11月20日 10時08分45秒 | 詩とか歌とか ものになる 生きていければそれでよし。 他人になんと言われよが、 その内私はものになる。 他人の目なぞは気にしない。 金は天下の回りもの、 運また天下の回りもの。 今はなんにも言わないが、 その内きっとものになる。 私はその内ものになる。 それまでじいっと我慢する。 他人がなんと言おうとも、 私はきっとものになる。
誰かのためになりたいと 2015年08月19日 19時43分50秒 | 詩とか歌とか 誰かのためになりたいと、思ってずっと生きてきた。 けれども、結局、これまでは、何もできずに、 その逆に、他人に生かされ、生きてきた。 他人の力に助けられ、今まで、ずっと生きてきた。 ・・・・・・。 思うに、これは皮肉にも、他人のためとは言えまいか。 何もできない私を、助けてくれた人がいる。 何もできない私を、見守る人の・・・為になる。 何とも皮肉な人生だ。