ウイスキーを飲みながら

なぜ生きる？　どう生きる？
何となく生きている。
それもまたいいじゃないか。

やることがないということは、逆を言えば 「何でもやれる」 ということだ。
結局、やりたいこと、やるべき事が見えてこないということなんだろう。
今は、何をやっても無駄な気がしてならない。

待つ。
何を待っているのか？

これからも、ずぅ～っと、私の前の席は空っぽなのか。
この歳でつなぎ止める子供もいない。
席を埋める相手はない。
席を埋めるのは、いつも、私のカバンでしかない。　

手足の自由がきかなくなる予感。
その前に・・・。

考えがまとまらない !!　

皐月入り

皐月入り
5月1日(月)　朝5時　晴れ

自称、書けない老作家　70歳。
60年前、同じ事を書いた記録が残っていた。
曰く、自称、書けない老作家　60歳。

夫婦とは、私にとって、夢でしかない。
今さら、どうなるものでもない。

このまま、「私」を背負って死に向かうしかあるまいと思う。
子供、家庭、・・・他人の「家庭の崩壊」を知って、慰める。
私は、何という卑劣な人間なのだ!!

本来、私は何をしたかったのかを考えている。
とどのつまり、自分を生かすのは、
自分を受け入れて、受け止めるのは、
結局、自分自身でしかない。

失った過去を振り向いても仕方がない。
今、持っているもの、残っているものを大事にする。
と、それは、分かっているつもりなのだが。

他人を、心から信ずることが出来ない。
他人の言葉がやたらに空疎に聞こえる。
ここは、他人に自分自身を含めて言っているのだが・・・。

うん、他人が助けてくれるわけではない。
そう、他人が教えてくれるわけでもない。
うん、自分が助けてくれるわけではない。
そう、自分が教えてくれるわけでもない。

自他共に、信じられない!!

なら、誰が・・・、ということになるのだが・・・。

独り、朝から 「アーリータムス」 を引っ掛ける。
ここは、ただの気分の問題ということで・・・。

頭の中では割り切っているつもりだが、
どこかまだ納得しきれない。
やり残したものが多すぎる、
そんな気がしてならない。
私が前に行こうとすると、そいつがセーターの裾を引くんだ。
クィッ、クィッ・・・ってね。


5月28日(日)は　同窓会だ。
あと4週間、正確には28日、いや27日か・・・。

チョッピリ怖じ気づいている。
みんなの成長を見るのが怖い。