この所、毎日、ボーッとしている内に日が過ぎていく。
晴れた日は、街に出ていくが、しかし何という目的も無く、交番前の広場で、ベンチに腰を掛け、ただ刻を過ごしている。
こうしている内に、顔見知りは出来たものの、こちらから相手に話すことが何もない。
もともと私は話し下手で、同居している弟とさえ殆ど口もきかない。
まぁ、これはお互い様なのだが、私は弟がどんな仕事をしているのか、どんな仲間と一緒に働いているのか、そんな事さえ、何一つ知らない。
いやいや、他人を、また自分を、色眼鏡で見てはいけない。
そんな資格など、私には無い。
にしても、悲しい話ではないか。
このまま、あと20何年かを過ごして、黙ったまま、死んでいくことになるのだろうか?
何ともやりきれない思いだ。
この所、蒸し暑い日が続く。
夏だから・・・というだけではなさそうだ。
何もせずに、ただ生きていくのも、意外と大変なことなのだなと、改めて思う。
「悪」にもなりきれず、ましてや「善」になぞ、どうしてなれるのか?
私には、何の特技も無い。
そう、形だけでも、どちらかに成りきれたらスッキリするのだろうが。
形だけでも良い。
思い込みだけでもいい。
ライバルが欲しい。
ライバルの存在は、人を活性化させる。
酒とタバコと、そして「独りだけのベンチ」の日々にはもう飽きた。
本当にもう飽きましたよねえ。
同感ですわあー
裕福ではないけどお食事いただいて日々過ぎていくので感謝だろう!とお叱りいただきそうですが。。
でも風来さんは弟さんとご一緒で羨ましい限りですよ。家に人の気配があるのはいいなあ~です。
と愚痴コメで失礼致しました。
ご無沙汰していました。
そうですね。
何もない時間・・・それも悪くはない。
ですが、これが延々と続くのは、ちょっと。
隣の部屋に弟がいる。
これも又、幸せなのかも知れませんね。
でも、話の一つもないというのは・・・。