80歳に向けて・「新風来記」・・・今これから

風来居士、そのうち80歳、再出発です。

生きたい。

2018年07月27日 20時56分55秒 | 考える
風が吹いていく。
だが、熱風・・・、今日もまた暑そうな予感。

生きたい。
迷っているなら、まず動け。

独り、生き続けていく意味を考えている。
何のために・・・、どんな風に・・・?


町を歩く。
すれ違う人ごとに、私に問いかけているような気がする。

「お前は、今日何をした?」
「お前は、これから何をするつもりなのだ?」

その目で、その素振りで、問いかけつつ、私の前を通り過ぎていく。

そうなのだ。
それこそが、今、私の一番知りたいことなのだ。


誰彼なく、通りすぎる人ごとに聞いてみたいと思う。
そう思ってはいても、他人を前にすると、問うべき言葉が出てこない。

私は何故生きている?
これからどう生きていけば良い?


思い出す。
過去、私はいくつかの職場で、実力以上の仕事を、仲間、上司の手助け
で、ほとんど大きな失敗もなく、無事に終えることが出来た。
だがそれは、逆に言えば、失敗する危険のあることは、ほとんどしな
かったということであったのかもしれない。

退職の日、私は仲間、上司への感謝の思いを綴った礼状を懐にしていた。

にも関わらず、いざ挨拶の段になったら、私を注視する人の眼に上がって
しまい、用意していった礼状の読み上げもままならず棒立ち。

結果、「長い間、本当にありがとうございました。」
ただ、その一言で終わってしまった。

その時の思い、情けなさが、5年を経た今もなお、私の生活に尾を引いている。

未だに言葉を求め、考えを求め、迷いの中でもがいている
・・・そんな気がする。
いやいや、もがいていると言うよりは、日々、亀のように、甲羅の中に首を引っ
込め、時折、キョロキョロと辺りを見回して、一日が通りすぎていくのを待って
いるのだ。

街に出ると、出会う人ごとに、私を横目で見て、そして問いかける。
「お前は誰だ? 何をした?・・・これから一体、何をするつもりだ?」

私を強引に引っ張っていってくれる、そんな相手が欲しい。
そう、心の底から信じられ、黙って着いていけるものが欲しい。

しかし、超越的な存在、神や仏、そんな存在は取り込めない。
私には、相手が大きすぎる。

もっと現実感のある存在感、他人との繋がり感、役立ち感が欲しいと思う。

これって、贅沢な願いなのだろうか?

平成30年7月27日(金) 晴れ


十二支

2018年07月24日 22時20分55秒 | 考える
十二支
子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥
子・丑・寅・卯・辰・巳と、ここまでは、すらすらと出てくる。
次の午・未・申、ここがちょっと引っかかる。
最後の申・酉・戌・亥は、うまくつながる。
何故だろうか・・・?

まぁ、それはともかく、私は戌 (いぬ) 年生まれだ。
で、今年72歳になる・・・と考えていた。


しかし、よくよく考えてみると、
まぁ、よく考えなくとも分かることだが、
数え年であれば、12×6で72となるが、
現在は、数え年はあまり使われない・・・と断言することも出来ないが、
普通は、満年齢を使うのではないだろうかと思った。

であれば、生まれた年は、0歳、翌年の誕生日で初めて1歳になる。
ということは、今年戌年、私は誕生日では、まだ71歳だということだ。

これって、1歳得をしたということか?
それとも1歳損をしたということになるのか?

ふと、そんな事を考えた。

何々、殊更に言うべき事でもないのだが、ちょっぴり気になってしまった。
仕事も無く、何か暇なせいなのかも知れない。

朝霧

2018年07月10日 19時21分57秒 | 考える
朝霧
2018年(平成30年)7月9日(月) 晴れ
朝 目覚めて、ふと思った。
5年前、会社を辞めて、すっかり自由になったはずだが、
いつの間にか、自分自身の生き方、過ごし方を忘れてしまったらしい。


街に出る。
巷にはこれだけ人があふれているというのに、今現在、私自身の周囲には
ただ一人の知人もいない。
一人、スタバでコーヒーを飲んで、無為な時間をやり過ごす。

弟は、夜明け前に家を出て、陽が落ち暗くなって、やっと仕事から戻ってくる。

「夕飯は・・・?」の問いに、「いらない」という答えが決まり文句。
「そうか・・・。」

私はそのまま、惚けたように、パソコンに目をやる。

私には弟の食べたくなるような夕食を作る技術がない。
それはすっかりあきらめている。
とは言え、実際問題、それほどまずい飯だとも思わないのだが・・・。
要するに、そう・・・、「好みの問題」なのだと思って慰めている。

何か言ってくれる人がそばにいないと、迷いが折り重なっていく。

朝霧や、我独りいて、窓越しに、空見るごとに、迷い重なる。
迷いを語る友もなく。


どこか遠く、見知らぬ土地へ旅に行ってみたい。
誰も私を知る者のいない土地で、古い自分、そして新しい自分を探してみたい。

目的を持った生き方・・・?

どう生き終えるか?
偉そうに、世のため人のためと考えても、結局は他人には、他人なりの生き方、
そして考え方があるのではなかろうか?
今頃になって、そんな事を考えるようになった。

やるべき事があるというのは、それがたとえ遊びであっても、価値があるのでは
ないか?


過去の職場、出会う人、出会う人、総てがいい人ばかりだった。
これは、お世辞でも何でもない。
本当にそう感じている。


だからこそ、こうして一人になってみると、何ともやるせない気分になってくる
のかも知れない。

こりずに、また夢を見る。

2018年07月06日 10時37分37秒 | 考える
このところ、毎日のように夢を見る。
眠りが浅く、ずっと半睡状態なのかも知れない。

今朝(けさ)方の夢・・・。

会社に出勤、仕事を始める前に上司に呼ばれる。
今日は、偉いさんに伴って、荷物運びをしろと言われる。
こんな事は入社以来初めてのこと・・・。

大いに張り切って、準備・・・。 
書類を一束預かって、玄関前で待機。

待っている間に、腹具合がおかしくなってトイレに駆け込む。
緊張しているせいか、出るものも出ず、諦めて玄関前に戻る。

何やら慌ただしい気配で、同僚が駆け寄ってくる。
「どこへ行っていたんだ?」
「トイレ・・・。」
「偉いさんがお前を探していたぞ。
 先に出るから、書類を持ってすぐに追いかけろとさ。」


行き先は聞いているが、どう行くかは知らない。
まぁ、途中でタクシーを拾っていけばいいだろう。
などと考え、取りあえず荷物を抱え込んで駆け出す。
 

しかし、今日に限ってか、一台のタクシーも見つからない。
たまに通りかかるタクシーには、すでに客が乗っている。
そうこうしているうちに、時間はどんどん過ぎていく。

ふと気が付いた。
お店に入って電話して、待ってもらえば(?)良いのだ。

手近のお店に駆け込んで、電話を貸してくれと頼む。
電話を手にして、困惑。
今度は相手会社の電話番号を忘れてしまっている。

そばにいたご主人が問いかける。
「どうかしましたか?」
見覚えのある顔は、あの「森繁久彌」さんだ。

とは言え、今はそれどころではない。
「森繁久彌」さんに説明すると、
「だったら、直ぐ近くだから、私がお送りしましょう。」と言う。

車に乗せてもらって、走り出したものの、道路が込んでいて
思うように進まない。

お客様を前にした偉いさんの戸惑いと、それに比例した怒りとが
目の当たりにしているように感じられる。
 

車の中で焦りまくって、身もだえしているうちに、目が覚めた。

仕事、仕事、仕事・・・。
やるべき事の見つからない日々・・・。 

思えばこれまでの人生、「やり残し感」が強いせいなのかも知れない。
この気持ち、いつか、吹っ切れる日は来るのだろうか?


夢、二夜

2018年07月03日 08時48分19秒 | 考える
夢、二夜
第一夜

大きな家・・・どこか、田舎町の、寺か、宿の一室。

100人ほどの若い人が腰を下ろしている。
他人に気を遣ってのことか、ぼそぼそと隣どおしで話をしている。
私は一人、聴くともなく耳を傾けている。

就職の話・・・?

思い出した!!
どうやら面接。
この大勢の中から、ただ一人採用されるということだ。
この中に私の知り合いはいない。

時折、年老いた女性・・・女将さんだろうか?・・・顔を見せるが、
何も言わずにそのまま戻っていく。
もしかすると、集団の中での反応を確認しているのかも知れない。

だんだん息苦しくなってきて、次に女性が顔を見せた時に立ち上がって、
トイレに案内してもらう。
トイレで一息入れて戻ってみると、人で一杯だった部屋が空っぽになっている。
どうやら私がトイレに立ってすぐにお声がかかり、全員が別室に移動したらしい。

大いに焦って、女性にみんなの移動先に案内してもらう。
女性に案内されて、廊下を歩いているうちに目が覚めた。
寝汗で背中がビッショリになっている。


第二夜
珈琲店で。
いつも空っぽだった向かいの席に、かわいい女の子が座っている。
どうやら韓国の女性らしい。
しきりに話しかけてくるが、言葉が分からない。

何とか気持ちだけでも分かろうとするが、そう思えば思うほどに混乱してくる。
焦燥感・・・。
何も言い出せずに焦りまくっている内に目が覚めた。
またまた寝汗で背中がビッショリになっている。



人と人との付き合い。
他人との結びつき。
分かり合い・・・。
人とどう付き合おうが、所詮は他人同士でしかない。

他人同士の付き合い・・・。
いずれは自分が出てくる。
分かり合えない部分をどうするのか?
思い込み・・・。
手の打ちようのない恐怖。

どう譲り合おうと、こちらの思い通りの付き合いにはなりようがない。
お互い、どれだけ譲り合おうと、譲りきれないものはあるだろう。

今頃になって、やっと気づき初めても遅いのだろうが、そんな事を思った。


お前と俺・・・、喉の渇きが収まらない。