寝起きに思う

自分と弟を比較してみても、何の意味もない。
常に自分は自分でしかあり得ない。
それ以上でも、それ以下でもない。

とは言え、今日もまた、弟は仕事に出掛け、
私はパソコンを前にして、一人、ため息をついているのだ。


外は曇り、冬の山影薄く凍えている。
部屋は風を遮っているが、私は凍りついている。

何も出来ない。　・・・いいや、やらない。
誰も私を欲しがらない。


寒い・・・。


無職、腰痛、無力感・・・。
私は、今、何をすればいいのか？
どうすればいいのか？

現在・・・68歳3ヶ月半。

何を食べても・・・飢餓感が消えない。
何を飲んでも・・・枯渇感が残る。


仲間・・・？
人の心が読めない・・・当然？

夢・・・？
夢を見る時間があるのか？　　

自伝・・・？
書くべき人生がない。　　・・・(?)

人は生き直す事は出来ない。
いつだって、これからを生きていくしかない。
　　　　・・・のか？


今日は何をすればいい・・・？
・・・・・ ・・・・・
取りあえず、ウイスキーを飲む。

暇にもかかわらず、為すこともなし。

先日(かなり先日)、友人O君からの誘いで、『クリーンウォーク』に出掛けた。
散歩がてら(?)に、ゴミ拾い。　

いや、ゴミ拾いがてらの散歩か・・・。

ゴミがゴミ拾いとは(苦笑)、・・・お互いゴミでも、何か役に立つ事があるかも。
ゴミ同士(私とゴミさんの個人的な関係＝「思い」です。 他意はございませんので、悪しからず。)、ゴミを語りて、傷の嘗め合い。


10/20(月)　北海道の「蟹さん」から電話。　
今度は「毛蟹の浜茹」だとか。
結局、買っても、誰も喰わない。
喰うのは、私だけ・・・。
そう言って断ったのだが、最終的には押し切られた感じ。

値 金 21,500- ・・・

相変わらず、押しに弱い男だ。　
やがて70歳にもなろうというのに、何とも困ったものだ。
取りあえず蟹を喰って、先日縮んだ寿命を回復するか。

蟹喰えば　金が無くなる　風流人　　　優 可笑私記　


今、この瞬間を、他人に合わせなければならないなどという理由は、何もない。
なぜなら、当の他人は彼自身の時間を、周囲の変化に関わりなく、彼自身の意思で生きているからだ。
周囲の変化に関わりなくと言ったが、周りの変化に関わるという行為は、彼自身の意思による、つまりは彼自身の意思が先行するという事で、その考え自体には何も問題がない。

問題なのは、他人を気にして(?) 私が何の行動も起こさず、何の記録も残せないという事だ。

記録、すなわち行動。

男は、いや女であっても変わるところはないだろうが、暇だと碌なことを考えない。
仕方がないから、これから碌なことをやってみようかと思う。
うまく碌なことができればの話だが・・・。