9月初日、厚い雲が空を覆い、静かに雨が降っている。
向かいの屋上のテレビアンテナ、
カラスが一羽、翼をたたんで止まっている。
心なしか、うなだれているようにも見える。
何故か、もの悲しい光景だ。
静かな、そして薄暗い朝。
自分の存在価値について疑問を感じる時、人は、初めて自分を見つめ直す。
はたして、自分は誰かの役に立っているのか?
誰かにとって、自分は必要な存在なのだろうか?
自分を抑え込んで、他人にとって「いい人」で一生を終えるのも、
それはそれでいいのかもしれない。
だが、自分自身に対して、常に後ろめたさがつきまとう。
それとも、私は私、他人は他人。
それはそれで、また、いい。
が、今度はそれで後悔しないのか?
自分と他人・・・、他人の一員としての自分・・・。
このまま、独り、ただ生きていく事への後ろめたさ。
誰に対して・・・?
集団との微妙な思考の差を、どう調整していったら良いのか迷っている。
自分には、集団から独立するだけの考え方、そして力が無い。
自分は無能だ!!
この歳になっても、そういう思い込みから逃れられない。
無論、無能である事には異論は無い。
しかし、本心は常に異を唱えている。
「それでは生きている意味も価値もないではないか。」
「何か、自分にも出来ること、自分の役割が、どこかにあるはずだ。」
かくて、どうどうめぐりの迷路に迷い込む。
それはさておき、
このところ、何もかもが嫌になってきた。
頭の芯が、ぼぉ~っとしている。
・・・もっとも、これはいつものことなのだが。
仕事がしたい。
何か夢中になれることがあれば。
仕事は、何か好きな部分が無ければ続かない。
このところ、連日、職安に通っている。
しかし、当方が、あと1年足らずで70歳では、さすがに求人もない。
特別な技術でもあればともかく、
何の取り柄もない、ただの爺さんを雇ってやろうという
酔狂な経営者はいないようだ。
ならば、自分で会社を立ち上げて・・・という話しを
以前、どこかで読んだ記憶があるが、私には到底無理な相談だ。
毎日、そんなことを考えて過ごしていると、
自分の存在価値がいかに小さいかを思い知らされる。
今さらながら、過去の不勉強を反省する。
もっとも、いくら実力があろうと、70歳という年齢が変わることはない。
考えていると、出てくるのは、アイデアではなく、ため息ばかりだ。
これでは、全く、しゃれにもなりゃしない。
雨かぁ・・・!!
もっとも・・・
雨だからチャンスだとも言える。
職安、若い人と並んでパソコンで職探し。
・・・!!!
求人票で好条件の職場を見つけた・・・!!
と、思ったが、よく見れば、「定年制あり 一律65歳」 。
なるほど、そんなに社会は甘くない・・・ということだ。
その上、何もせずとも、日を追うごとに、さらに私は老いぼれていく。
酒は涙か、溜息かぁ~♪・・・昔、そんな唄があった。
藤山一郎さん・・・だったか。
私の今の心境(?)を歌っているようだ。
雨は涙か、ため息か・・・独りうなだれ、溜息をつく。
暗い小部屋で独り吸う、タバコの煙が目に染みる。
・・・雨が・・・降っている。
向かいの屋上のテレビアンテナ、
カラスが一羽、翼をたたんで止まっている。
心なしか、うなだれているようにも見える。
何故か、もの悲しい光景だ。
静かな、そして薄暗い朝。
自分の存在価値について疑問を感じる時、人は、初めて自分を見つめ直す。
はたして、自分は誰かの役に立っているのか?
誰かにとって、自分は必要な存在なのだろうか?
自分を抑え込んで、他人にとって「いい人」で一生を終えるのも、
それはそれでいいのかもしれない。
だが、自分自身に対して、常に後ろめたさがつきまとう。
それとも、私は私、他人は他人。
それはそれで、また、いい。
が、今度はそれで後悔しないのか?
自分と他人・・・、他人の一員としての自分・・・。
このまま、独り、ただ生きていく事への後ろめたさ。
誰に対して・・・?
集団との微妙な思考の差を、どう調整していったら良いのか迷っている。
自分には、集団から独立するだけの考え方、そして力が無い。
自分は無能だ!!
この歳になっても、そういう思い込みから逃れられない。
無論、無能である事には異論は無い。
しかし、本心は常に異を唱えている。
「それでは生きている意味も価値もないではないか。」
「何か、自分にも出来ること、自分の役割が、どこかにあるはずだ。」
かくて、どうどうめぐりの迷路に迷い込む。
それはさておき、
このところ、何もかもが嫌になってきた。
頭の芯が、ぼぉ~っとしている。
・・・もっとも、これはいつものことなのだが。
仕事がしたい。
何か夢中になれることがあれば。
仕事は、何か好きな部分が無ければ続かない。
このところ、連日、職安に通っている。
しかし、当方が、あと1年足らずで70歳では、さすがに求人もない。
特別な技術でもあればともかく、
何の取り柄もない、ただの爺さんを雇ってやろうという
酔狂な経営者はいないようだ。
ならば、自分で会社を立ち上げて・・・という話しを
以前、どこかで読んだ記憶があるが、私には到底無理な相談だ。
毎日、そんなことを考えて過ごしていると、
自分の存在価値がいかに小さいかを思い知らされる。
今さらながら、過去の不勉強を反省する。
もっとも、いくら実力があろうと、70歳という年齢が変わることはない。
考えていると、出てくるのは、アイデアではなく、ため息ばかりだ。
これでは、全く、しゃれにもなりゃしない。
雨かぁ・・・!!
もっとも・・・
雨だからチャンスだとも言える。
職安、若い人と並んでパソコンで職探し。
・・・!!!
求人票で好条件の職場を見つけた・・・!!
と、思ったが、よく見れば、「定年制あり 一律65歳」 。
なるほど、そんなに社会は甘くない・・・ということだ。
その上、何もせずとも、日を追うごとに、さらに私は老いぼれていく。
酒は涙か、溜息かぁ~♪・・・昔、そんな唄があった。
藤山一郎さん・・・だったか。
私の今の心境(?)を歌っているようだ。
雨は涙か、ため息か・・・独りうなだれ、溜息をつく。
暗い小部屋で独り吸う、タバコの煙が目に染みる。
・・・雨が・・・降っている。
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