精神科医樺沢紫苑さんがネットで面白いと書かれていたので図書館で借りて読みました。作者の池谷裕二さん(脳科学者)が母校静岡県藤枝東高校で講演されたことなどが書かれています。高校生に向けた講演なのでわかりやすく興味深い内容でした。
私たちが何かしようとした時、しようと思う前に脳はすでに準備しているそうです。このことから私たちは脳に支配され自由ではないのか?という問いが生まれてきます。何でも自分の思うとおりに自由に決定しているつもりでも自由ではないのかもわかりません。また無意識の世界がものすごく大きくて意識にのぼる世界はほんの少ししかないというのも初めて知りました。自分でわかるのは意識された世界だけなのですが、人間は傲慢なので意識された世界こそがすべてだと思い込んでしまいます。意識の世界は間違っているらしいのです。記憶もあいまいで思い出すたびに変わっていくそうです。読み進んでいくうちにどんどん興味がわきました。池谷裕二さんはこのようなアウトリーチ活動(研究者や研究機関が研究成果を国民に周知する活動をさす)をされています。この活動にも賛否両論があり、難しいことをわかりやすく解説するのは事実を間違って伝えることになるという意見があるそうです。いろいろな意見があって進化するのかと思いました。
図書館資料 請求番号 491.3/イ 池谷裕二作
スウェーデンへ行ったのでスウェーデンの音楽はどんなものかなと興味を持ちました。それで図書館で探してみると何冊かあり読みました。こちらの本は絵本で、子供向けのかわいい曲です。楽譜も掲載されているので、ティンホイッスルで吹こうと思います。
図書館資料 請求番号:エ アリス・テクネル作詞作曲 エリサ・ベスコフ絵 ゆもとかずみ訳詞 石井登志子解説
この本に紹介されている作家が今までどんな本を読んだのか、どのように本を読んできたのか、一気に読んだのか、シリーズを全部読んだのか、若い時は何にひかれたのか、年とともに変わってきたのかなどインタビューされて掲載されています。その作家に興味を持ったり、読まれた本に興味を持ったりして、今読みたい本が一杯です。
図書館資料 請求番号 910.2/サー2 本の雑誌編集部
表紙がかわいいのでひかれて買いました。森まゆみさんの取材エッセイです。
「気の合う町、大阪」の中から
「そのあと『ゆ』に行けば、 『あのおっさんもついに捕まらはったな』 『あれだけ、好きなことやらはったら満足やろ』とおばちゃんたちの評定。のうのうと湯につかりながらだれのことかと聞いてると、なんとフセイン元イラク大統領の話らしい。まるで隣の長屋の住人のように。そんなところが好きである。」-いつもの友達の会話を連想しました≧(´▽`)≦アハハハ
所蔵本 森まゆみ作 文庫本