あるくみるきく_瀬戸内シーカヤック日記

瀬戸内を中心とした、『旅するシーカヤック』の記録

『芸予ブルー』_テーマカラー of 印象派_”瀬戸内シーカヤック日記”

瀬戸内シーカヤック日記: オルガン座上映会、カヤック&フィッシング

2009年05月31日 | 旅するシーカヤック
2009年5月30日(土) 10時過ぎのバスに乗り、妻と二人でワーナーマイカルシネマズに行き、午後一番の『天使と悪魔』を見る。 『天使と悪魔』 スピード感があり、ハラハラドキドキのシーンも多く、なかなか面白い映画であった。 家に帰る妻をバス停まで送ったら、一人、街まで歩く。
今日のメインは、「すおうにうかぶあおいしま~祝島のそらとうみをおもう上映会~」。 祝島出身の明子さんのお誘いを受け、夜は『オルガン座』で行われる上映会に行く予定。

たっぷり時間があったので、街までウオーキング。 日頃歩かない裏通りを散策し、古書店を巡り、街を楽しむ。

そろそろ良い時間。 原爆ドームの前を通って、オルガン座に向かう。
 
明子さんに挨拶し、ビールを注文して、2階部分に相当する場所へ。 最初は、『ぶんぶん通信vol.1』の上映。 10分の休憩を挟んでトークセッション。 ぶんぶん通信は、神舞の櫂伝馬のシーンもあり、櫂伝馬を通じて知り合った祝島の方々が多く出ておられたので、楽しめた。 うん、やっぱり祝島は好いなあ!
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本当は、打ち上げに参加させていただく予定だったのだが、終了したのが10時半過ぎと、私の想定よりかなり遅かったので、打ち上げ参加は諦めた。 『明子さん、ごめんねー。 呉の家まで帰れんようになるけん。 誘ってくれてありがとう。 また、祝島ででも、ゆっくり話ができるといいねえ』

最終の市電で広島駅まで行き、JR、タクシーと乗り継いで家に戻ったのが0時半。 朝は10時過ぎに家を出て、久方ぶりの午前様。 風呂に入り、1時過ぎに就寝。 バタンキュー!
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2009年5月31日(日) さすがにいつもの5時には目が覚めず、7時過ぎに起床。 今週は土曜日に予定が入っていたので、久し振りに日帰りツーリングの予定。

キャンプツーリング/泊付きツーリングと日帰りツーリングは全く別ものであり、楽しみの深さは比べようもないが、たまにはそういう週末もある。
かの野田知佑氏も言っているではないか、『(全略)それも日帰りの川下りではなく、何日かかけて川を旅するリバーツーリングがいい』、『汚い水の川でちょっと漕いでごまかすより、一年に一回でいいから、理想的な川でフルに楽しんだ方がいいと思う』 

せっかくなので、そういう時には何か一つ小さな楽しみを加える事にしている。 例えば、昔使っていた懐かしいガソリンストーブやアルコールバーナーを引っ張り出してきて使ってみるとか、持って行くお菓子や食材に一工夫加えてみるとか、知り合いの漁師さんが居る島に行ってみるとか。
『カヌーをただ漕ぐだけでは楽しみに幅がないし、底が浅い。 カヌーに色々な遊びをとり入れると面白さが倍加する。 カヌーに釣り、潜り、泳ぎ、山菜採り、食べる事、キャンプ、旅行をつけ加えたものがリバーツーリングである(野田知佑)』

そして今回は、『カヤック&フィッシング』 春に訪れた島の駅で、店じまい3割引の格安釣り道具セットを手に入れていたので、それを引っ張り出してきた。 ということは、いつものあの浜だな!
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途中で、青ゴカイを300円ほど購入し、出艇場所となる浜へと向かう。

準備を終えて漕ぎ出すが、今日は体が重い。 『あれれ。 やっぱ昨日の疲れが残ってるんだ。 もう若くはないなあ。。。』
浜に到着すると、さっそく竿を取り出し、仕掛けを付け、投げてみる。
 
10秒ほど待つと、竿を持つ手にビクビクと振動が伝わってきた。 もうちょい。 よし。
グイッと竿をあおり、リールを巻く。 ギザミ/ベラである。 20センチオーバー。 なかなか大きいじゃないか。 出足は好調!

カヤックで誰も居ない浜に行き、釣りをするとき、私は竿一本派である。 竿を何本も投げてクルマの所で待っている人をよく見かけるが、あれは数を釣るのが楽しいんだろうなあ。 私は、『魚が釣れた』よりも、『魚を釣った!』という方が楽しい。

本当は、釣りよりも潜って銛/ヤスで魚を突く方が好きなのだが、どうせ釣るなら手応えをリアルタイムに感じられる持ち竿の方が好きである。 ピクピク、ビクビクと魚が餌をつつく感触を確かめ、タイミングを見計らって竿をあおり、グイッと魚が掛かった重みを感じるとき、狩猟本能が満たされるのだ。
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今日は、岩場での釣りと言う事で、先日試作した、『フェルトソール付きサンダル』を履いてみた。
 
カヤックを漕ぐ時も違和感なく、海藻が生えている岩場でもガッチリとグリップしてくれ、全く不安感なく釣りを楽しめた。 これはなかなか良いなあ。
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投げて、少し待つと、毎回ビクビク、ピクピクと当たりがある。 やはりここは良い釣り場だ。
 
小さなコチ。 20センチ級のキス。 たまにクサフグや、カナコギが混じるが、ほとんど入れ食い状態。
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釣りをしていると、徐々に空が暗くなり、南風も強くなってきた。 気温も下がり、あまりうれしくない状態。
家族で夕食に食べるくらいは確保したし、そろそろ引き揚げるとするか。

久し振りとなる日帰りツーリングであったが、『カヤック&フィッシング』にして正解だったなあ。 夜は、キスの塩焼きでビールをグイッと飲りますか!

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