最近思い出してみると、しまなみ海道やとびしま海道でのキャンプツーリング、そして地元の島での日帰りツーリングばかりだなあ。 久し振りに、別のエリアに行ってみるか。
そうだ、周防大島にしよう。
天気も良さそうだし、誰にも気を遣う事無く風が吹くまま気の向くまま、あっちへブラリこっちへフラリと『単独行の瀬戸内シーカヤック日記』らしく一人で自由気ままに楽しめるキャンプツーリングにしようや!
2013年3月9日(土) 『じゃあ出かけてくるよ』 『今回はどこへ?』 『久し振りに周防大島に行ってみようと思ってるんだ』 『はい、気をつけて』
朝6時前に家を出て、山陽自動車道を西へ。
いつもの、カヤック&バイク仕様である。
今日は、黄砂の影響で見通しこそ悪いものの、晴れて風もなく絶好のシーカヤックツーリング日和。
出発準備を完了し、9時に漕ぎ出した。
パドルは久し振りに『エルコヨーテ』でのパドル制作ワークショップに参加し、自分で削り、そして磨いたウッドパドルを持ち出してきた。
春ののんびりお散歩ツーリングにはうってつけである。
気温も高く風もないので、今シーズン初の素手漕ぎ。 柔らかい木の当たりが、素手に心地良い。
***
目指すは浮島&頭島。
最初こそは、手に馴染んだアークティックウインドとは異なる長さ&感触で少しギクシャクしていたが、漕ぎ進むにつれて体に馴染み、途中からはとても良い感じになってきた。
『うん、これこれ。 やっぱナローブレードは好いよなあ』
浮島の西岸を漕ぎ上がり、頭島へ。
海に浮かぶボタンの花。
そして、10時半過ぎに頭島の北岸に到着。
絶景。 これぞ、瀬戸内の楽園である。 『いやあ、こりゃあたまらん!!!』
上陸すると、早速ビーチを散策し、流木を拾ってキッチンをセット。
お湯を沸かして、アマノフーズのインスタント味噌汁を準備し、コンビニで買ってきたお弁当をひろげる。
『いただきまーす』
初春らしく暖かい晴れの休日。 こんな絶景を眼の前に食べるお昼ご飯は、なんと贅沢なことよ。
これには、どんなお洒落なカフェも敵うまい!
***
お昼ご飯を食べると、キッチンを片付けて出発。
頭島を時計回りにグルリと漕いで、
浮島と頭島との間の瀬戸まで。
ここの瀬戸には、二つの島を結ぶ橋が架かっている。 フェザークラフトK-1を使った尺取り虫方式での瀬戸内横断旅の時も、ここを漕ぎ抜けた事を思い出す。
浮島の西岸を南下していく。
途中、漕いでいると前方から聴いた事のある音が。
『プシューッ』
『お、これはスナメリがいるぞ!』 すぐにカメラを取り出し、スイッチを入れてズーム。
周りをウオッチすると、『あ、あそこだ』
少し距離があるものの、息継ぎの音をさせながら、ゆっくりと泳いでいるのが観察できる。
『プシューッ』
よく見ると、この周りには数頭のスナメリが居るようだ。 スゴいなあ。
今回も至近距離には近付く事ができなかったけれど、去年の春には大三島の近くで、そして今年は周防大島で、2年連続してスナメリを見ることができた。
ウレシイな!
結局今日は、4時間ほどのツーリング。 『のんびりまったりが好きな俺にしては、久し振りに4時間漕いだなあ。 お昼ご飯を食べた浜は絶景だったし、帰りにはスナメリも見ることができた。 満足満足』
***
着替えると温泉へ。
温泉にゆっくりと浸かってサッパリと潮を流し、地元で作っているという『ヒジキ入りのメンチカツ』をおやつ代わりにパクリ。
3時半には星野哲郎記念館へ。
ここでは、大画面&大スピーカーで、星野哲郎の代表曲が楽しめる。 毎年、少しずつレパートリーが増えているようだ。
『昔の名前で出ています』 おお、小林明の声は本当に渋いなあ。
『365歩のマーチ』 ”ワンツー ワンツー ワンツー ワンツー” そうそう、子供の頃に流行ったよなあ。 懐かしい。
そして星野哲郎の言葉。 『挫折があるから人は強くなれる。 挫折があるから人は優しくなれる』
『アンコ椿は恋の花』 都はるみって、こうやって改めて聴いてみると本当に凄い。 なんて歌が上手いんだ。 ビックリした。
『男はつらいよ』 渥美清もやっぱ天才だ。
『黄色いサクランボ』 いやあ、聴いているだけでドキドキしてくるね。
そして〆は、『なみだ船』そして『風雪流れ旅』 サブちゃん最高!
音楽はジャパニーズポップが好きで、最近はスターダストレビューやMISIA、JUJU、そして、いきものがかり や きゃりーぱみゅぱみゅなどを聴いているので演歌を聴く事はないのだが、ここの映像&曲は本当にお気に入りなのだ。
他にお客さんが居ない中、結局1時間15分ほど滞在し、全ての映像&曲を聴いてしまった。
***
『ようし、そろそろキャンプの準備をしようか』
魚屋さんに寄って、晩ご飯の刺身を購入。
『いやあ、上手そうだなあ』
お気に入りのキャンプサイトがある浜に到着。
今日は暖かいので、なんと桜が咲いている。
テントを張り、キッチンをセット。
バカラのグラスを取り出し、まずはビール。 『トクトクトクトク』
『いただきます』 『ゴク、ゴク、ゴクーリ』 『プハーッ、やっぱ漕いだ後のビールは最高じゃあ~』
暮れていく瀬戸内の海を眺めながら、ビールをゴクリ、刺身をパクリ。
至福の一時。 これ以上何が要る?
***
2013年3月10日(日) まだ暗い中、目が覚めるとテントの外は風の音。
でも気温はそこまで低くなく、快適に眠ることができた。
次第に明るくなっていく景色を眺めながら、朝食の準備。
朝ご飯は、昨日のうちに買っておいたお弁当と、アマノフーズの”アサリ入り味噌汁”
この味噌汁は、インスタントなのに殻付きのアサリがタップリ入っていて驚いた。 『ごちそうさまでした』
***
二日目となる今日は、自転車を漕ぐ予定。 まずは、出発地点とする道の駅へ移動。
7時45分に道の駅を出発。 目指すは、周防大島の東端、伊保田。
快調に東へと漕ぎ進み、1時間ちょっとで伊保田へ。
懐かしい浜。 実践版シーカヤックアカデミーで、大荒れの中、鹿島から漕ぎ渡ってきて上陸した想い出深い浜である。
伊保田の町をしばし漕いで散策し、
帰路へ。
帰り道は、途中からスゴい風が吹き始め、漕いでもなかなか進まない状況に。
それでも無事に道の駅にたどり着き、今日は往復2時間ちょっとのペダリング。
昨日は4時間のパドリングで楽しみながら上半身を使い、そして今日は2時間のペダリングで脚のトレーニングができたなあ。
帰りに温泉で汗を流し、体重をチェックすると、金曜日には管理目標を1kgほどオーバーしていたのが、管理目標に戻っていた。
『よかったよかった。 たっぷり楽しんだ上に、体重もコントロールできたなんて、なんて最高の休日なのだろう』
やっぱり気楽な一人旅は好いものだ。
周防大島。 何度来ても楽しいエリアである。 今年はじっくりカヤック&バイクで探索してみようか!
そうだ、周防大島にしよう。
天気も良さそうだし、誰にも気を遣う事無く風が吹くまま気の向くまま、あっちへブラリこっちへフラリと『単独行の瀬戸内シーカヤック日記』らしく一人で自由気ままに楽しめるキャンプツーリングにしようや!
2013年3月9日(土) 『じゃあ出かけてくるよ』 『今回はどこへ?』 『久し振りに周防大島に行ってみようと思ってるんだ』 『はい、気をつけて』
朝6時前に家を出て、山陽自動車道を西へ。
いつもの、カヤック&バイク仕様である。
今日は、黄砂の影響で見通しこそ悪いものの、晴れて風もなく絶好のシーカヤックツーリング日和。
出発準備を完了し、9時に漕ぎ出した。
パドルは久し振りに『エルコヨーテ』でのパドル制作ワークショップに参加し、自分で削り、そして磨いたウッドパドルを持ち出してきた。
春ののんびりお散歩ツーリングにはうってつけである。
気温も高く風もないので、今シーズン初の素手漕ぎ。 柔らかい木の当たりが、素手に心地良い。
***
目指すは浮島&頭島。
最初こそは、手に馴染んだアークティックウインドとは異なる長さ&感触で少しギクシャクしていたが、漕ぎ進むにつれて体に馴染み、途中からはとても良い感じになってきた。
『うん、これこれ。 やっぱナローブレードは好いよなあ』
浮島の西岸を漕ぎ上がり、頭島へ。
海に浮かぶボタンの花。
そして、10時半過ぎに頭島の北岸に到着。
絶景。 これぞ、瀬戸内の楽園である。 『いやあ、こりゃあたまらん!!!』
上陸すると、早速ビーチを散策し、流木を拾ってキッチンをセット。
お湯を沸かして、アマノフーズのインスタント味噌汁を準備し、コンビニで買ってきたお弁当をひろげる。
『いただきまーす』
初春らしく暖かい晴れの休日。 こんな絶景を眼の前に食べるお昼ご飯は、なんと贅沢なことよ。
これには、どんなお洒落なカフェも敵うまい!
***
お昼ご飯を食べると、キッチンを片付けて出発。
頭島を時計回りにグルリと漕いで、
浮島と頭島との間の瀬戸まで。
ここの瀬戸には、二つの島を結ぶ橋が架かっている。 フェザークラフトK-1を使った尺取り虫方式での瀬戸内横断旅の時も、ここを漕ぎ抜けた事を思い出す。
浮島の西岸を南下していく。
途中、漕いでいると前方から聴いた事のある音が。
『プシューッ』
『お、これはスナメリがいるぞ!』 すぐにカメラを取り出し、スイッチを入れてズーム。
周りをウオッチすると、『あ、あそこだ』
少し距離があるものの、息継ぎの音をさせながら、ゆっくりと泳いでいるのが観察できる。
『プシューッ』
よく見ると、この周りには数頭のスナメリが居るようだ。 スゴいなあ。
今回も至近距離には近付く事ができなかったけれど、去年の春には大三島の近くで、そして今年は周防大島で、2年連続してスナメリを見ることができた。
ウレシイな!
結局今日は、4時間ほどのツーリング。 『のんびりまったりが好きな俺にしては、久し振りに4時間漕いだなあ。 お昼ご飯を食べた浜は絶景だったし、帰りにはスナメリも見ることができた。 満足満足』
***
着替えると温泉へ。
温泉にゆっくりと浸かってサッパリと潮を流し、地元で作っているという『ヒジキ入りのメンチカツ』をおやつ代わりにパクリ。
3時半には星野哲郎記念館へ。
ここでは、大画面&大スピーカーで、星野哲郎の代表曲が楽しめる。 毎年、少しずつレパートリーが増えているようだ。
『昔の名前で出ています』 おお、小林明の声は本当に渋いなあ。
『365歩のマーチ』 ”ワンツー ワンツー ワンツー ワンツー” そうそう、子供の頃に流行ったよなあ。 懐かしい。
そして星野哲郎の言葉。 『挫折があるから人は強くなれる。 挫折があるから人は優しくなれる』
『アンコ椿は恋の花』 都はるみって、こうやって改めて聴いてみると本当に凄い。 なんて歌が上手いんだ。 ビックリした。
『男はつらいよ』 渥美清もやっぱ天才だ。
『黄色いサクランボ』 いやあ、聴いているだけでドキドキしてくるね。
そして〆は、『なみだ船』そして『風雪流れ旅』 サブちゃん最高!
音楽はジャパニーズポップが好きで、最近はスターダストレビューやMISIA、JUJU、そして、いきものがかり や きゃりーぱみゅぱみゅなどを聴いているので演歌を聴く事はないのだが、ここの映像&曲は本当にお気に入りなのだ。
他にお客さんが居ない中、結局1時間15分ほど滞在し、全ての映像&曲を聴いてしまった。
***
『ようし、そろそろキャンプの準備をしようか』
魚屋さんに寄って、晩ご飯の刺身を購入。
『いやあ、上手そうだなあ』
お気に入りのキャンプサイトがある浜に到着。
今日は暖かいので、なんと桜が咲いている。
テントを張り、キッチンをセット。
バカラのグラスを取り出し、まずはビール。 『トクトクトクトク』
『いただきます』 『ゴク、ゴク、ゴクーリ』 『プハーッ、やっぱ漕いだ後のビールは最高じゃあ~』
暮れていく瀬戸内の海を眺めながら、ビールをゴクリ、刺身をパクリ。
至福の一時。 これ以上何が要る?
***
2013年3月10日(日) まだ暗い中、目が覚めるとテントの外は風の音。
でも気温はそこまで低くなく、快適に眠ることができた。
次第に明るくなっていく景色を眺めながら、朝食の準備。
朝ご飯は、昨日のうちに買っておいたお弁当と、アマノフーズの”アサリ入り味噌汁”
この味噌汁は、インスタントなのに殻付きのアサリがタップリ入っていて驚いた。 『ごちそうさまでした』
***
二日目となる今日は、自転車を漕ぐ予定。 まずは、出発地点とする道の駅へ移動。
7時45分に道の駅を出発。 目指すは、周防大島の東端、伊保田。
快調に東へと漕ぎ進み、1時間ちょっとで伊保田へ。
懐かしい浜。 実践版シーカヤックアカデミーで、大荒れの中、鹿島から漕ぎ渡ってきて上陸した想い出深い浜である。
伊保田の町をしばし漕いで散策し、
帰路へ。
帰り道は、途中からスゴい風が吹き始め、漕いでもなかなか進まない状況に。
それでも無事に道の駅にたどり着き、今日は往復2時間ちょっとのペダリング。
昨日は4時間のパドリングで楽しみながら上半身を使い、そして今日は2時間のペダリングで脚のトレーニングができたなあ。
帰りに温泉で汗を流し、体重をチェックすると、金曜日には管理目標を1kgほどオーバーしていたのが、管理目標に戻っていた。
『よかったよかった。 たっぷり楽しんだ上に、体重もコントロールできたなんて、なんて最高の休日なのだろう』
やっぱり気楽な一人旅は好いものだ。
周防大島。 何度来ても楽しいエリアである。 今年はじっくりカヤック&バイクで探索してみようか!