宗教団体のモニュメントと思（おぼ）しきタワー。｜個人崇拝、クーデター、虚偽答弁、あとウイルス…。世界の多くの国で、ネットやスマホがどれほど普及し、情報がどれだけ増え、共有されようが、止められない、揺らがない、なかなか覆らない。情報洪水は、むしろ人を立ち往生させるだけで、圧倒的に世界を変えない。｜こういう時こそ、人間の叡智を超えると噂されるAIの出番だ。そんなに信奉者が多いのであれば、人間の愚蒙さを診断する検査キットや予防薬・治療薬を考案しておくれ。いい加減、利便性や効率を高める計算以外の仕事（例えば情念に関わること）もしてくれっちゃ。あと、生身の人間はデータではなく、可視な肉体と不可視な心から成っているので、そこは十分に注意されたし。人間はAIへの供物ではないのでよろしく。 ｜知りすぎて凝り固まって身動きが取れなくなるから、変わらない。少ししか知らなくても、動けば変わる可能性がある。行動や移動も大事だが、思い切って移住するも佳し。（組織や土地への居付き、利害と思い出への執着から自由になってみる。）｜あなたが知りすぎていることと私が知りすぎていることは相当違う。そして、お互いに「あなたは偏っている！」と言い張って譲らない。言葉も思考も運転も、譲り合いって大事。譲られたら気分がいいので、次は自分が譲ろうとする。譲り合ってから始まる会話というものがある。そういう風土のある場所に住みたい。そういう土地が実際にあることを割と最近知って驚いた。｜｜日常記：4年振りに、メガネ屋へ行く。今までに掛けたことのないタイプのフレームをあれこれと試す👓中身は変わらないが、見た目がちょっとだけ別人になり、時には認識されなくなる。悪くないね。｜｜BGM：“ Allium: Una Storia ”（ねぎ物語） by Tillison Reingold Tiranti , 2021☛古の香り漂うイタリアンプログレ。タンジェント、ザ・フラワー・キングス、ニュー・トロルスにピンと来た方は必聴。こういう古い音を鳴らすバンドが好き。
