身近なところにまで、ひたひたと忍び寄るコロナの影に戦々恐々としつつ、政府与党のあまりの対応の遅さと無能ぶりに日々、業を煮やしていますが、怒りをぶつけているだけでは精神衛生上、よくありません。そこで、千葉雅也氏が『勉強の哲学 来たるべきバカのために 増補版』(文春文庫、2020年)の「補章」で書いている、「自己破壊」と「自己制作」を心がけて、毎日、実行しています。さもないと気が滅入ってしまいます。こういう時だからこそ、淡々と物事を進めていかなければなりません。/時に、一昨日、仕事で某地下鉄に乗りました。サラリーマンではないので久々に乗ったのですが、かなりの混み具合でした。ライブハウス、飲み屋、パチンコ屋、デパ地下など、どこもいまは閑古鳥が鳴いていることでしょう。東銀座のパチンコ屋の前を通りがかったんですが、ガラガラのようでした。ということで、いま公共空間でもっとも人的密度が高く、感染リスクの高い空間が電車の車中。もちろん、みんながみんな、「必要があるから、仕方なく乗っているんだ」と思っているはず。かくして、いま多くの人がコロナ感染リスクと仕事の必要性の板挟みになっています。/このような現実に対する都や政府の想像の欠如と方針のなさには溜息しか出ません。一日も早く政権交代して、新政権が良策を打ち出してくれないことには、いよいよ餓死者が出、鬱病患者数も、(毎年約3万人に達する)自殺者数も増えてしまいます。/結局、暗い話になってしまいました。/今日は天気がいいので散歩には行きます。もちろん、人のいないところを歩きます。/上述の千葉氏曰く、文章を綴ることも立派な「自己制作」だそうなので、駄文であれ、これも無駄ではないという強引な我田引水で話を収めます。//BGM:"Neither Use For Ornament"(Regal Worm,Quatermass,2014)
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