言い聞かせてる|自分の知り得(う)る範囲で、今までなかったのではと思うことを、小さなことでいいから積み重ねる。興味はあるんだけど、すでに誰かがやっていることかもしれないからやらない、という選択肢は設けない。仮に他のひとがやっていても自分の経験には全くなっていないわけで、体感はないから何も分っていないと自覚する。だが、毎日、情報検索ばかりして、大量の情報を抱え込んでいるとその部分の勘違いが増大する。情報を知っているだけというのは、一番使えない。たくさん知っていることよりもいくつかの何かについて体感がある(腕に覚えがある)ことのほうが価値もメリットもある。||言葉の組み合わせや使い方、あるいは、音色の響きやメロディのひとつから着手する。それをいくつか自分の興味がある分野や事柄について、長年続ける。するとオリジナルと呼べそうなものが微かに出てくる。唯一無二に固執しない。希少でええ。時間が経つにつれ、その束や塊が自分の表現と呼べるようなものとなる。興味のある分野が何なのかまだ分からんという場合は、ひとまず「面白そうだけど、何がなんだかさっぱりわからん」ちゅうとこから入り、着手し、コケてみることがスタート。|なお、トラウマという言葉はあまり気やすく使わない方がいい。自分への呪文になってしまうかもしれないから。|仕事でも趣味でも、なにかに打ち込むとき、初期段階では自分がドラマチックに見えがちである。ただ、中級・上級に至ると、自分の弱点や長所がはっきり見え始め、惰性やボトルネックにも突き当たり、熱が冷めてくる。勝負はむしろそこから。
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