JOC会長の女性差別発言は、スポンサーからの批判を招いただけでも十分な「打撃」なのに、IOCの「方向転換」によってすっかり「国際問題」に発展した。|ジェンダーの問題は、そもそもモリカケサクラなどの国内の政局などとは違って、国を超えた普遍的テーマ。Twitterを見ていると、いまだにそれを「反自民派の悪態~政争の具にしたいだけ」、「一部フェミニストの仕業」、「サヨクの発想」などという文脈に落とし込めようとする論調が少なくないのには、唖然とする。飲み屋でじいさんが酔っ払って管を撒いているのとはわけが違うのだ。|というわけで、12日(金)の組織委員会の臨時会合の結果は火を見るより明らかだろう。でも、そうならなかった場合、それはそれで、事態がより悪化し、問題解決が先延ばしにされる。内外の世論もそうだが、スポンサーが果たしてそれでよしとするだろうか。オリンピックを開催しようがしまいが、男性中心社会は強固な岩盤であり、女性差別も消えない。次から次へと情報が消費され、忘れ去られていく現代において、こういう根本的な問題で事態が簡単に収束しないのはよいことだ思う。これは長考すべき問題であり、ちゃっちゃと消費して終わりにするようなことではないから。
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