梅雨
2006-06-20 | 詩
おおよその在りかを探してしまうのだろう
梅雨の時期
僕等は
晴れ渡った空を夢想する
飽くなき想いは地を這う幻影
粉飾された事実の錯誤
今夜は
久しぶりに店でグラスを傾けた
さん、憶えてますよ
後輩だと云う店の主は
まだ若い
ごめん 憶えてない
色んなことを忘れるんだ
最近
悪気じゃなくてさ
店を開いて六年だと
当たり障りの無い受け答えに
ビールを注いで乾杯の真似事
ホットドックが美味ければそれでいい
ケチャップをたっぷりと
世阿弥を
イギリス人から習ったそうだ
鈴木メソッドの話に熱が入る何時かの少年
本物なら
照明屋なんて要らないさ
下書きが要らなかった絵描き
水晶の透き通る水
愛してる
その言葉に騙し騙される街の夜
観測された湿度は
不快指数が高かった
オオキナ
クモノマジカデ
スウシキヲイタズラス
一人は
時として残酷だ
きずいた瞬間
存在の危うさは
デタラメに作ったレッド・アイ
味なんてどうでもいい
世界の刻印
夏のようだ
まるで
梅雨の時期
僕等は
晴れ渡った空を夢想する
飽くなき想いは地を這う幻影
粉飾された事実の錯誤
今夜は
久しぶりに店でグラスを傾けた
さん、憶えてますよ
後輩だと云う店の主は
まだ若い
ごめん 憶えてない
色んなことを忘れるんだ
最近
悪気じゃなくてさ
店を開いて六年だと
当たり障りの無い受け答えに
ビールを注いで乾杯の真似事
ホットドックが美味ければそれでいい
ケチャップをたっぷりと
世阿弥を
イギリス人から習ったそうだ
鈴木メソッドの話に熱が入る何時かの少年
本物なら
照明屋なんて要らないさ
下書きが要らなかった絵描き
水晶の透き通る水
愛してる
その言葉に騙し騙される街の夜
観測された湿度は
不快指数が高かった
オオキナ
クモノマジカデ
スウシキヲイタズラス
一人は
時として残酷だ
きずいた瞬間
存在の危うさは
デタラメに作ったレッド・アイ
味なんてどうでもいい
世界の刻印
夏のようだ
まるで