眠りたい

疲れやすい僕にとって、清潔な眠りは必要不可欠なのです。

音楽

2006-07-16 | 
はじめは
乾いた音だった
その拍手は
ぱらぱらと降ってきた
そこでは
我々と彼らが
哀しいくらいに
演じ続ける
ガラス玉より透き通った
その こころ
嘘だらけの世界で
そのことだけは
きっと
確かな気持ちだったはずだ

ただ願う
この想いがずっと
消えて
なくなってしまわぬように
僕は馬鹿だったから
その意味がわからなかった

     二度目の歌声は
     聞き取れるか
     聞き取れないか
     わからないくらい
     か細い
     少ししめった拍手は
     なんだか 優しかった
     僕らは
     力の限りに
     歌い続けるべきだったんだ
     どうか
     ひとりぼっちじゃ
     ありませんように

     ばいばい と
     君はつぶやいたので
     三度目の音楽は
     すこし哀しい
     夢が終わる

     ばいばい 
     僕は
     こころが
     ずきっとした

              どうして 君と
              離れ離れにならなくちゃあ
              いけないのか
              僕は 知らない

              全てが夢だったなら
              ただ君と
              いたかった
              終わりがないみたく
              いたかった
              この想いがずっと
              消えて
              なくなってしまわないように
              みんな
              哀しい
              音楽だった

                         やがて終わりの
                         くる日までに
                         その意味がみつかったなら
                         いつか こっそり
   答えを
                         交換しあおう






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