眠りたい

疲れやすい僕にとって、清潔な眠りは必要不可欠なのです。

2006-07-02 | 
白黒のフィルムは
 映し出すだろう

  凍え震えている

   閉ざした時間の数だけ
    貴方が哀しく見える

  消え行く静か過ぎる沈黙

 かつて
  ざわめきが僕を捉えていた
   擦れた木々の歌声
    ちからない鳥の飛べない羽
     窓から射し込む
      冬の日の弱弱しい旋律
       そうして
        何処ともしれぬ遠い街角

       かつて
      僕はどうしようもなく途方に暮れていた

     真夏の正午
     海辺の風景

    照りつける哀しげな日の斜光
   風は切なさを漂わせて
  想い描く古い時計台が
 静かに鐘の音を響かせる

  
                ここは一体何処なのだろう?
               一抹の不安と
              こころを騒がす絶望的な郷愁
             
             あの人々は何処へ行ってしまったのだろう?
            あの瞬間へと誘ってくれた彼等

           廃墟の町の誤算は空気が薄い

          たたずんでいるんだ

         いつか


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