11日は息子の成人式だった。小学校で行われた式が終わった頃、女の子の振り袖姿でも見物に行こうかなとクロを連れて出かけてみた。ほとんど帰ってしまったあとだったが 意外に父兄の方もみえててビックリ。
息子はいるかなと思ったが発見できず…。 校庭で部活をしに来ていた女の子たちに可愛がってもらうクロ。即興で“クロちゃんの歌”というものまで作ってくれた
帰宅後、コロたちはいつの間にか20歳を過ぎちゃったんだなぁと思い、晴れ着を着せてみることにした。今年はお正月に着せなかったし…。「成犬式しよう」 でも、アレレ。
クロちゃん、お腹が~ コロは、クロと反対でユルユルになっていた
。
「こんなに閉まらなくなってるってひどくないかい、クロちゃん」
「作り直してよ~」 オヤツもコロより少ない量にしているのに、体重差4キロはなぜ
さてさて、午前中にあった成人式後、家に帰ることなく中学校に遊びに行き、そのあとマックで時間をつぶし、夕方からの中学の同窓会に出かけたという息子。夜になってもちっとも帰ってこない。やっと帰って来たと思ったら大荷物。「コレ何?」
実はこのカーボンヒーター、同窓会でやったビンゴ大会で当たったらしい。 初めて見た、光りながら首を振る不思議なものに用心するコロ。「なんだコイツは。怪獣か?」
「ママ、大丈夫。襲ってこないみたいだよ」
「だってヒーターだもん」
「ね。あったかいでしょ」
部活命みたいな学校生活を送り続けている息子。成人式の日も、昔の部活友達と大いに盛り上がり、楽しい時間を過ごしたらしい。ヒーターも当たったし、思い出に残る成人の日だっただろう。大人の仲間入りといっても、前日までと何も変わらないから自覚もないと思う。でも、世間はもう子供扱いしてくれない。何かあったら名前だって公表される年齢なのだ。子供だから許されたことが、そうではなくなったりする。責任がいままでよりずっと重くなるのだ。就職難の時代だし、この先どんな人生が待っているかわからないが、自分の道は自分で切り開き歩いていくしかない。そして親は見守るしかない。どんなときも、ずっと応援しているよ。ファイトォ。