ビビリのコロに対して、いろんなことを試してきた。義母が生前、花で埋め尽くしていた花壇をなくし、芝生にして庭で遊べるようにした。(庭作りの過程はカテゴリーの中の『芝・柴物語』にあります) 【フラワーレメディ】が精神安定にいいらしいと聞いて購入したこともあった。コロには効果はなかったが。エアガンの音以来、子供の声とパンパンというような音に異常に反応してしまうので、獣医さんで精神安定剤のお薬をもらったが、これは副作用(→こちら)が出たので中止。ドッグトレーナーさんにも来ていただいた(→こちら)が、4歳半になっていたので、いろいろなものや音に対する恐怖心を取り除くのは、トレーニングでもなかなか難しいとのことだった。ただ、焦らず根気よく少しずつでもお散歩を続け、慣れさせるしかないと指導を受けた。
その後、お隣はお引っ越しされ、年配のご夫婦が入居されたため、BB弾の音の恐怖はなくなったが、お外嫌いはますますひどくなっていた。が、絶対に行きたくないとの意思表示がない限り、せっせと公園に連れて行った。ブログの写真は、少しでもコロの機嫌のいい顔をと思って載せていたが、実際には公園に行っても、ちょっとしたことでパニックになることもあった。パニックとまではいかなくても、怖がってしまいすぐに帰るということもよくあったが、それでも土日以外は、なるべくコロも連れだしていた。
数年前の私の誕生祝いに、娘にコロ用カートを買ってもらい歩けないと思えるような場所ではコロを乗せてお出かけもしたが、カートの中でも、恐すぎてキャンキャンいいながらウン○が出てしまったこともあった。
が、この夏の川遊びでコロに転機かきた。今までコロは、車で出かけるとき40分くらいたつとヒンヒンキャンキャン言いだし、長くても1時間が限度という感じだったのだが、ブログのお友達に教えていただいた川で、どうしても遊ばせたかった。自宅からだと1時間半。コロの車で我慢できる時間を超えている。どうする?やっぱり行こう!! 娘が休みの日に一緒に行ってもらい連れて行くことにした。どうなることかと心配したが、ここがコロが大好きな場所となって、その後何度か出かけた。
その川で遊んで以来、長めに車に乗っても大丈夫になった。真夏は暑すぎるので早朝や夜のお散歩だけにしたが、夜のお散歩はコロも毎日ついて行くようになった。そして、今までなかなか渡ろうとしなかった横断歩道を渡るようになり、一気にお散歩距離が伸びた。日中も、車の少ない道を選び、狭い道で車とすれ違うときは、脇道に入るようにして、だんだん遠くまで歩けるようになってきた。車で公園まで行かなくても、お散歩の出来る犬になってきたのだ。(コロも、びみょ~にシッポが上がっている)
人の集まるクリスマス前のイルミ見物も、去年まではクロしか連れて行かなかったが、今年はコロも一緒に出かけている。といっても、やはり人の多いところは恐いし、近所のお散歩でも、相変わらずちょっとしたことで腰が抜けているしビクビクもしている。無理をさせると、あっという間にまた、お散歩拒否犬に戻ることも充分あり得る。
でも、確実に成長したコロ。ここに来るまでに、7歳半という年齢になってしまったけど、元気なうちに今までクロだけが見てきたものをもっともっと見せたいし、コロにもいろんな体験をさせてあげたい。私はついつい焦ったり無理をさせがちなので、コロの様子をしっかり見ながら、『365歩のマーチ』みたいに、一日一歩三日で三歩、三歩進んで二歩下がるくらいの気持ちでいかなくちゃね。
長々と読んでくださった皆様、ありがと~