小鳥やハムちゃんなどの小さい動物が亡くなったときは、いつも庭に埋めていた。 が、モルモットが亡くなったときは、埋めるにはちょっと大きいということで、名古屋市の八事斎場の動物を火葬してくれる所に行った。 紙製の箱に入れて持って行くと合同で火葬される。
ソンさんは、娘が合同は嫌だと言うので、私が子供の頃から犬たちが亡くなるとお世話になっていたペットの葬儀屋さんにお願いすることにした。 犬たちの時と同じように、小さなソンさんにも祭壇。 ソンさんがボロボロになるまで愛用していた、くるみこちゃん・コタッペちゃんからいただいたハウスも供えた。
パパが祭壇で手を合わせたとき、突然クロが(鼻から?)スピスピという音を出しながら、抱っこ抱っこと言ってきた。 コロは離れて行ってしまった。
「ふたりもお参りしてあげて」と祭壇の前に連れて行く。
ソンさんとのお別れをわかっているわけではないのだろうが、何か感じ取っているようで淋しげなふたり。
さすがに、リチャードソンジリスのような子が入るサイズはないらしく、小型犬サイズの箱に入るソンさん。箱が大きすぎるので、ソンさんひとりに、3つのハウスも入れることにした。
南無阿弥陀仏と書かれた紙。 そして、豪華な布をかけていただく。 犬たちのときもこうだったのだが、まさか小さなソンさんにもここまでとは思っていなかったので正直ビックリ。
「ソンさんのこと、よろしくね」
このあと、みんなでソンさんの乗った車を見送った。 このペットの葬儀屋さんは、葬儀の後は合同火葬・個別火葬・個別立会がある。 実家で飼ってた犬たちは、この車を見送るというところまでで終わり(合同火葬なので)だった。 が、娘は個別火葬をお願いしたので、夕方お骨となって帰ってきた。 ちゃんと小さな骨壺に入っている。 箱を炉に入れる前の写真も見せていただいた。(火葬場は岐阜の山の中にあるらしく遠いが、いつかコロたちがその日を迎えたら立ち会いしようかと思う) お骨の他に、灰の塊を持ってこられ、見たことがないすごい量の宿便があったのですが…と言われた。 それは、腫瘍により肛門がふさがれ、出すに出せなかった便なのだ。辛かっただろうな。 娘は、お骨はしばらくしたら庭に埋めると言っていた。
このペットの葬儀屋さんは、我が家がお世話になっているお寺とつながっている。 お寺の過去帳に記され、毎朝お坊さんが亡くなったペットたちの供養の読経をされる。毎年十月に合同慰霊祭もあり、実家の犬たちのお参りもしている。ソンさんも、その仲間入りだ。本堂横の動物慰霊碑でお参りできるため、お寺に行ったときはソンさんに会いに行こう。
ペットの供養の仕方にはいろいろあって、正直、小さいソンさんにここまで…という思いはあったのだが、終わってみたら繋がりが深かった分、これでよかったという気がした。 なにより飼い主である娘が、あとになって後悔しないやりかたが一番だろうし。
あと一回だけ、ソンさんとコロのたくさんのチュ~の写真やコスプレ写真をアップして、ソンさんの記事は終わりにしようと思います。ソンさんが病気になってから亡くなるまで、たくさんのコメント、ありがとうございました。 ちょうど家の中のリフォーム(壁紙の張り替えだけですが)と重なり、家具を動かすついでに使っていないものの処分などの大掃除もしていたのでお返事も書けず、皆さんの所にも遊びに行けていませんでした。 やっと落ち着いてきたので、また遊びに行かせていただきますね。 お返事も今日から個別に書かせていただきます