3/26午後、マロを部屋で遊ばせていた。
興奮して暴れるマロから避難し、コロクロが私のそばに来たので体をモシャモシャしながらいつものように可愛い~などと言っていた。ところがクロの首のあたりを触っていたとき、ふと、右と左の感触が違うことに気付いた。太り気味なので肉かと思ったが、片側だけというのはおかしい。 夕方からの診療時間を待ち、獣医さんに連れて行くことにした。
触診のあと唾液腺腫瘍かもしれないということで、ぶよぶよしたところの液(?)を採取し細胞検査をすることになった。 毛を剃ってそこから採取するとのこと。首の近くなので恐くて暴れるかもしれないと言ったら、口輪をはめてやるのでお母さんは待合室で待っていただけますかと言われ、不安そうな顔のクロを残し外に出る。 ドアの小窓から、口輪をはめられ採取されてるのクロを見ているうちに、悪性だったらどうしようと涙が出てきた。
唾液腺腫瘍というのは、その名前通り中身は唾液の塊。何らかの原因で唾液がそこのたまるらしく悪性と良性があるみたいだ。
11月の誕生日にやった血液検査では異常がなく、先日、元気と食欲がなくなったときにやった血液検査では、ストレスによるリンパ球の減少はあったが、それ以外の数値は平常だった。 ただ、リンパ球が減少しているとの診断を受けたとき、ストレスは万病のもとだったりするので気をつけてあげてくださいと言われたことなどが頭に浮かんできた。
診察室に呼ばれ説明を受けると採取した細胞は顕微鏡で見るかぎり悪いものはないとのことでホッとした。 ただ、悪性の場合はすぐに切らなければいけないが、そうでなかった場合でも経過観察は必要で、急に大きくなったり、中に芯があるような固い感じのものができたりした場合は、すぐに連れて来るようにと言われた。 ひとまずお薬をいただき、1週間後に経過を見せに行くことになった。 ストレスが原因かという事に関しては、特にそうとはいえないとのこと。
診察中は私にしがみついていたクロだったが、診察後待合室に戻ると受付に置いてあった試供品のフードをもらってパクパク。
帰宅後、剃った部分を見てみる。この写真ではわかりにくいが、ふくれている。
翌日の写真。 少し赤くなっているのは、バリカンの刺激で?などと思っていた。
その後、少し血がにじんでるように気がして、どうしたんだろうと思っているうちにふとハーネスのことが浮かんだ。毛を剃ったあと首輪ははずしていたが、ハーネスのことに考えが及ばなかった。
いつもの黒いハーネスをはめてみると、ちょうど剃ったところにあたっている。 このせいだったのかとわかったので、数年前に使っていた別のハーネスを使ってみると、これなら大丈夫とわかる。
そして昨日、経過を見せに行った。 待合室に着いたとたん、不安そうな顔で膝に跳び乗る。 腫れも引いてきていて、このまま吸収されてしまえば心配ないが、引き続き経過観察はしてくださいとのこと。
ハーネスをかえたことにより、赤くなっていたのは消えた。
今回のことで、体を触ることの大切さを感じた。 今まではただ、可愛くて毎日何度でも体をモシャモシャしていたが、これからはもっと気をつけて触ることにしようと思う。 コロにもモシャモシャはしているが、マロはあまりそういうことはさせてくれない。 マロにも慣れてもらわなくちゃ。
今後も経過観察が必要ではあるが、ひとまず安心できたと同時に、これからはもっと一緒にいられる時間を大切にしようと思った。 あと何年一緒にいられるのかわからないが、元気なうちに楽しい体験をいっぱいさせてあげたい。