今月8日で16歳3ヶ月に入ったクロが、いよいよ介護生活に入ったと思われる記録の後編です。(2/15~2/18)
15日 娘とTちゃんがクロの様子を見に来る。娘たちは2時間ほどの滞在だったが、嬉しかったのか日中もほとんど起きていた。ただ、起きて歩き回っているとあちこちはまり込むためそのたびに救助。
黒豆健太君ママさんから、クロ用に枕やフードやオヤツ類をたくさん送っていただく。今は流動食しか受け付けてくれないので、少しでも食べられるようになったらクロにあげよう。健太君ママさん、ありがとうございました。
16日 ヨロヨロなのにグルグル歩き回る。そして転倒も多い。夜、てんかんのような症状をおこす。発作は軽くすぐにおさまったが、マチャが心配してクロを見に来た。
17日 数日前からはまり込みはあったが、はまり込んでいないと落ち着かないのかと思えるほどはまるようになったので、クロのいる場所に柵を設置。クロのお気に入りのホットドッグベッドは、ベッドに入ろうとしては転がり落ちるので片付ける。健太君ママさんからいただいた枕で気持ちよさそうに寝るクロ。
食べたくない、飲みたくないが続くのでまた獣医さんで点滴。はまり込み、グルグル歩き回ることで認知症の疑いありとのこと。てんくまさんが、柴犬のまりんちゃんが使っていた車椅子と介護用ベルトを送ってくださる。
今はなんとかヨロヨロしながらでも歩けるけど、そのうち車椅子が必要になると思っていたので、てんくまさんには心から感謝。室内ではもうあまりフリーにさせられなくなってしまったが、これからゆっくり高さの調整をしたり、少しずつクロにも慣れてもらい、いよいようしろ足が動かなくなってきたらこれでお庭散歩できるようになるといいなと思う。てんくまさん、ありがとうございました。
18日、ケージの角に顔を突っ込もうとするので、コロが使っていたサークルのことを思い出し、押し入れから出してみる。体をもたれさせながら歩くにはサークルはちょうどいい感じ。サイズもしまむらの柴ドラがピッタリなので、足もとがひっかかることもなくていい。グルグル歩いてコテッと寝る。留守にするときもそこにいてくれれは安心。これがあって本当によかった。
夜、ヨーグルトを食べてくれた。今なら食べれるのかと、ヤギミルク、鶏と野菜を煮込んだものを与える。鶏野菜は少しだったが、流動食以外のものを口にしてくれて良かった。
日中はヨロヨロでも、夜は元気にお散歩できていたクロだが、16日の夜以降はカートで公園まで行き、公園の中だけ少し歩くという感じになる。
ここのところの急なクロの変化。間違いなく認知症が始まってきていると思います。少しでも何か食べてほしくて作ってもなかなか食べてもらえないけど、妹たちがいるので無駄にならずに助かっています。流動食はあっても、その前に手作り食の準備をしたり、お皿にカリカリフードを出していただけの時と違う手間がかかります。飲みたくもない流動食をシリンジから、クロには「頑張って飲んでね」といいながら、心の中では無理矢理飲ませてゴメンねと思いつつ飲ませています。お散歩はほぼカートですが、歩ける時は短い距離を長い時間かけて歩きます。オシッコはなんとか今もシートでしますが、倒れないようお尻を支えます。水を飲むときも、体を支えます。サークルから出ているときは、はまり込まないよう気をつけます。クロのまわりは、時間がゆっくりと流れています。時間も手間もかかるけど、不思議なことに、いろんなことができなくなっていくどの姿も愛おしくて、手のかかることの苦痛は感じません。歩き回ってそのままコテッと寝てしまう姿が抱きしめたくなるほど可愛くてたまりません。この先夜泣きが始まるようなことになると大変なんだと思いますが、今は始まったばかりの介護を穏やかな気持ちで受け止めています。