認知症とわかったはじめの頃、一番困ったのは食べ物に関して。流動食で栄養は取れるけど、口からも食べれらるようカリカリフードの他にいろいろ作っていた。クル活はあったし、オシッコに連れて行くように要求はあったけど、夜は比較的よく寝てくれていたので、特に介護を辛いとは思わなかった。
でも、だんだん夜活が増えてきて(10日頃から)、介護の大変さが身にしみてわかるようになってきた。夜活も、ただサークルの中をグルグル歩き回ったり、オシッコがしたいときのクル活とは違う『発作』のような状態が増えてきた。回っているだけでなくサークルの周りに体をぶつけては転んで手足を突っ張りバタバタさせ、首は反り返る。おかしな体勢で倒れたりすると大声で鳴くということも出てきた。しかも、それが2時間ほど続き、1時間くらい寝たかと思うとまた2時間発作が続いたりする。発作が治まっても呼吸が弱かったりすると心配で息をしているのか見ていたりしたので、睡眠時間が2~3時間の日が続いた。
18日の夜0時30分~4時にかけては、鳴きはしなかったけどずっと発作。休みなく動くって、どれだけ体力を消耗しているんだろう。鳴きはしなくても、時々首がおかしな状態で倒れるのでそれを直したり、回っている間中サークルを擦る大きな音がするので眠れなかった。4時過ぎにやっと寝たかと思ったら、5時半にはまた起きて発作。下の部屋にサークルを持って行ったあと、やっと熟睡してくれた。
17日夜から雨だったから、前の日から部屋の中のトイレシートの上に人工芝を置いてみたけど、そこではしたくないみたいで、結局雨の中外に出てクル活しながらオシッコ。
コロは老犬介護ではなく脳腫瘍からくる体の回転だったけど、やっぱり深夜から朝にかけてどこにそんな体力があるの?と思うほど回っていたのを思い出した。認知症も脳の病気だから、自分の意思に関係なく、体が動いてしまうんだろうな。老犬で体力はなくなっているのに、疲れても休むということがないから、見ていて本当にかわいそうだ。
またほぼ流動食に戻っているし、こういう状態で長く生きられると思えない。最期の時は苦しんだり辛くないようにと祈っている。日中、外にいるときが一番優しい表情になるが、そういう少しでも穏やかに過ごせる時間が続きますように。