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長崎ぺんぎん日和

主に長崎の美味しいもの、サッカーなど投稿します。

3試合とも熱戦!▪平成30年度長崎県高校新人大会サッカー男子 海星‐島原商、国見‐佐世保工業、創成館‐南山

2019-01-24 20:00:00 | サッカー(高校、大学、社会人、Jリーグほか)

本年度の新人戦2回戦が1月2日で県北部各地で開催され、私は佐世保北部ふれあいスポーツ広場の会場にやって来ました。
大野中学校の横を通って、山の上のほうにバスで登りました。佐世保バスセンターから30分ほど。周りはポツポツとある民家やゴルフ場などだけで、お店はありません。



グラウンドが一面。
直前まで雨も降っていましたね。やんで良かった(^^;

こちらで行われるのは、海星‐島原商業、国見‐佐世保工業、創成館‐長崎南山の3試合です。全部観戦します。

新人戦は、3年生が引退した後に2、1年生だけで戦う試合ですね。新チームとして次年度に繋がる大会となります。



まずは、海星(赤)‐島原商(白黒)です。

ちなみに、35分ハーフです。



前半は蹴り合い、セカンドボールの取り合いという感じで、空中戦が多かった印象です。途中までの雨でピッチコンディションもあまり良くないように見えて、やや落ち着かないゲームです。どちらにもセットプレーのチャンスがありましたが、決定機までには至らず。



後半に入ると、FW7番と8番がボールを収めるようになった島商が試合を支配するようになります。
特に、7番の林田阿土夢選手は繊細なボールタッチでキープし、周りを生かすのが上手いと思いました。



その流れのまま、島商が後半だけで複数回の決定機を迎えます。しかし、それら全部シュートが外れたり、海星が水際で防いで、ゴールにはなりません。

0-0のまま後半終了し、10分ハーフの延長戦へ。



延長戦に入ると、島商だった流れが海星に傾きます。ボランチ8番の松村魁星選手のダイナミックなサイドチェンジやミドルシュートなどでチャンスを作ります。
ただ、こちらも島商が防ぎ切り、延長戦も終了。0-0のままPK戦へ。



どちらも4人ずつ決めた5人目。島商のキックを海星のGK1宮本尚輝選手がセーブ。



そのあと5人目が決めた海星が勝利し、準々決勝進出を決めました。





続いて、国見(青黄)‐佐世保工業(白)です。



後方からパスとドリブルでボールを運ぶ国見に対し、佐工は前からプレッシャーをかけ奪ってカウンターを仕掛ける展開となります。



国見は組み立ても上手く、また個人がそれぞれドリブルで相手を剥がせるので、高い位置まで運ぶことが多かったと思います。



佐工もトップ下に入った8番の坂本一馬選手を起点にサイドやセットプレーでの攻撃。



ただ、国見のセンターバックも強く、特に5西村颯馬選手がヘディングでばんばん跳ね返します。



サイドからのクロスが多くなっていた国見ですが、前半終了前にハーフスペース(CBとSBの間あたり)を攻略。裏に抜けた選手が折り返し、14番の選手が押し込んで先制。今日初めて点が入った(^^;

1-0で後半へ。



最初から真っ向勝負の佐工ですが、リードを許した後半はさらに攻め立てます。ただ、なかなかシュートまでいくのが難しい。



国見も前がかりになった佐工の裏を取って決定機を何度か迎えましたが、決まらず。



そのまま1-0で国見が勝利し、準々決勝に進出しました。
しかし、佐工も良かったです。




第3試合は、プリンスリーグに昇格を決めた創成館(黄)と昨年の選手権ファイナリストの南山(赤紺)。この2チームのどちらかがここで敗退というのはなかなかもったいない気もしますね。それも私が佐世保まで来た大きな動機なのですが。



立ち上がりから創成館がボールを支配。FWのコンビネーションや裏への飛び出しなど速いテンポでボールを運び、サイドから攻撃。セカンドボールは7番の岩崎雄永選手が回収し、2次攻撃やミドルシュートで南山を押込みます。南山もカウンターもなかなか難しいような展開で、これは圧倒的かなと思わせられるような雰囲気でした。



と思っていた一瞬のスキ。創成館左サイドの裏を取った南山の右サイドハーフ6田川太陽選手がフリーで右足を振り抜きます。



押されていた南山が先制。



リードされた創成館はややより長めのボールを放り込むようになったかなと感じました。



新8番主将の田中瑛修選手や10番の石橋弓斗選手が高い位置で収めたときはチャンスになっているようでしたが、南山のセンターバック5下田健介選手と3浦達章選手も強く、単純なボールでは跳ね返されます。

そのまま南山が1-0でリードで後半へ。



後半も創成館は同じ感じで攻めていましたが、リードして精神的なアドバンテージもある南山は個人の突破でカウンターを仕掛ける機会も増えます。特に左サイドのMF9荒木陽水選手とDF2浦匡佑選手は目立っていました。



また、右サイドバックの4苑田悠多選手のロングスローからのチャンスも何度も創成館ゴールを脅かしていました。正直、この日一番の衝撃でしたね。低い位置からでペナルティエリアまで届いていたので。これは今年の武器でしょうね。



しかし、流れがシーソーのような状況を打開したのは創成館。途中から右サイドハーフに投入された16金子颯太選手の縦突破からのファーへのクロスを186cmの13平川尚樹選手が頭で折り返したボールをゴール前8田中瑛修選手がコントロールして押し込んで同点。

そのまま延長戦でも決着つかず、PK戦へ。



南山の2人目を創成館GK1橋口欧介選手がセーブ。



5人目まで全員決めた創成館がPK5-3で勝利。準々決勝進出を決めました。

南山は残念です。創成館には勝ち進んでほしいですね。



3試合とも見所や発見が多くて、熱戦でした。佐世保まで観に来て本当に良かったです。

2試合がPK戦になり、GKのセーブが2つありましたが、計19人蹴って1人も枠を外してないというのも凄いなと。

(次のラウンドも観戦予定です。多分古賀島。)

残り試合も頑張ってください!



準々決勝
1月26日(土)
@百花台
10:00
長崎総附‐国見
12:00
創成館‐長崎日大

@古賀島
10:00
瓊浦‐鎮西学院
12:00
海星‐諫早商業

長崎県サッカー協会 より