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[6月16日(日)10:00 2024年度 九州クラブユース(U-18)サッカー選手権大会 5位決定戦 @三菱ケミカルチャレンジ広場(北九州市)]
V·ファーレン長崎U-18 2(1-0/1-1)1 ロアッソ熊本ユース
得点者
38分 宮﨑 陽(V·ファーレン)
54分(後9分)浅井 琉希(V·ファーレン)
58分(後13分)西門 樹浬(ロアッソ)
全国大会(日本クラブユース選手権)の九州残り1枠を廻るサバイバルはV·ファーレンが勝ち抜き、6大会連続7回目の出場を決めました。昨年は優勝を争ったこの両チームがここで当たるのは切ないものです。
スタメンとフォーメーション。
V·ファーレンはGK黒瀬理仁、MF宇佐川眞央に加えて、1回戦のギラヴァンツ北九州戦で決勝点を決めたDF大久保龍人も欠場。1年生でプリンスデビューしていたMF清水法生、MF鳥越朔太郎も欠場で苦しい状態。怪我の選手もですが、指導者の方も「あちらを立てればこちらが立たぬ」の中でバランスを取らなければならないので大変だと思います。
試合展望としては、ボールを保持して前からプレスをかけてくるロアッソに対し、V·ファーレンがどのように対処するかというところがポイントと考えていました。
立ち上がりの5分ほど。ロアッソがV·ファーレンのセンターバックにプレッシャーに来ていましたが、V·ファーレンはサイドバック→ボランチで脱出し、逆サイドへ展開出来ていました。
しかし、徐々にロアッソのプレス強度が上がり、脱出が困難に。
そして、ロアッソのボール保持はDF2髙村颯太(2年/ロアッソ熊本ジュニアユース)がインサイドハーフのポジションを取り、3-1-6か3-2-5のような形。ウイングが幅を取り、どんどん仕掛けて来ます。
10分、ロアッソ。左サイドから中央への折り返しをMF17堤隼誠(3年/ロアッソ熊本ジュニアユース)のミドルシュートはV·ファーレンGK12鶴井李成(3年/サガン鳥栖U-15唐津)がセーブ。
13分、ロアッソ。FW16西門樹浬(2年/ロアッソ熊本ジュニアユース人吉)の落としをMF8麻生暖琉(2年/ロアッソ熊本ジュニアユース)のダイレクトボレーはクロスバー直撃。
14分、ロアッソ。コーナーキックの流れからボックス内FW9白濱光人(3年/ロアッソ熊本ジュニアユース人吉)の折り返しをDF2髙村シュートは左に外れます。
さらに18分、ロアッソ。右サイドの前進からFW9白濱の折り返しを8麻生シュートはバーの上。
FW9白濱は収める力、縦に突破する力があり、ずっとチャンスを作っていました。印象深い選手です。
V·ファーレンにとっては、この時間帯を無失点で耐えられたことは一つのポイントになった気がします。ロアッソが一番チャンスを作っていた時間帯でした。
20分前後あたりからGKから繋いでのビルドアップを諦め、ロングボールからのセカンドボール回収での前進に切り替え。これで相手陣内での時間帯が増え、落ち着きを取り戻すV·ファーレン。繋ぐことも蹴ることも両方出来るV·ファーレンの柔軟性です。
ただ、ロアッソも押されるわけではなく、一進一退。
33分、ロアッソ。セカンドボール回収から右サイドFW9白濱のシュートはGK12鶴井正面。
そして、38分、V·ファーレン先制。
右サイドMF11金ケ瀬仁人(3年/太陽SC)の突破から得たコーナーキック。DF15上戸涼生(2年/V·ファーレン長崎U-15)のキックがゴール前で跳ねたところをFW10宮﨑陽(3年/ソレッソ熊本)が頭で押し込み、1-0。
ゴール動画。
ただ、両チームやることは変わらず。
41分、ロアッソ。右→左の対角のロングパスからFW11元松蒼太(2年/ロアッソ熊本ジュニアユース)のシュートはバーの上。
42分、V·ファーレン。右サイドFW13浅井琉希(2年/愛媛FC U-18)キープからMF11金ケ瀬→FW10宮﨑と渡り、ヒールパスをMF14岩本悠也(3年/セレッソ大阪和歌山U-15)シュートは左に外れます。
1-0で前半終了。
後半に入っても一進一退。
5分、V·ファーレン。ロアッソのビルドアップのパスをカットしたMF11金ケ瀬の折り返しをFW13浅井シュートはバーの上。
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ただ、V·ファーレンの非保持にやや変化が。左サイドハーフのMF9宮崎航汰(3年/V·ファーレン長崎U-15)が最終ラインに落ちて5バックを形成する場面が増えます。前進されたら落ちるという感じ。基本的に4バックのスライドで対応するV·ファーレンではあまり見ない形です。ロアッソの幅を使った攻撃が脅威ということですね。
8分、V·ファーレン。ボール奪取後の右サイドの前進からMF11金ケ瀬の折り返しをMF9宮崎のシュートはDFブロック。
9分、それで得たコーナーキックから追加点。DF15上戸のキックをFW13浅井がヘディングで決めて2-0。
ゴール動画。
しかし、13分にはロアッソが1点を返します。
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V·ファーレンの5バックからDF15上戸が前にプレスに出たところが空き、そこからFW9白濱が裏を取ってフリーでクロス。ゴール前でフリーのFW16西門がヘディングで決めて2-1。
ここからロアッソの猛攻になるのかと思いましたが、V·ファーレンも受けに回ることはなく、失点前と同じようにラインを上げて戦い、しばらくお互いシュートチャンスはなく、一進一退。
36分、ロアッソ。またもFW9白濱の突破からクロスを逆サイドMF8麻生のヘディングはDFブロック。
V·ファーレンは38分にMF11金ケ瀬に代えてDF5古川海光(3年/V·ファーレン長崎U-15)を投入し、明確に5バック(5-4-1)にします。
「ここは勝負に徹するところかなと」と原田武男監督も語ったように、ほぼAチームでは見たことがない5バックで逃げ切りに。
これで、終盤のロアッソのロングボール攻勢も落ち着いて退け、2-1で終了。
鹿児島ユナイテッドFCに敗れたときはどうなることかと思いましたが、全国を掴んでくれました。このサバイバルを勝ち抜いたことを糧にしてほしいですね。
試合ハイライト
7月の全国大会の組み合わせ·日程は未定です。
しばらくはまたプリンスリーグが開催されます。
プリンスリーグ2024九州1部 第7節
vs長崎総合科学大学附属
6/22(土)11:00
島原市営陸上競技場